Secret meeting【礼瀬マヨイ】 (ページ32)

今日:11 hit、昨日:2 hit、合計:9,575 hit

初めての夜ページ32

言われるがままマヨイさんについて行っている。
きっと行き先はマヨイさんのお部屋だ。

並んで歩いていると指先が当たってもどかしい。

マ｢…！｣

小指を絡めてみるとビクッ！っと効果音がつきそうなくらい驚いているマヨイさんに思わず笑ってしまう。

『びっくりしすぎ(笑)マヨイさんってウブですよね』

マ｢こ、こ、こんな…急に小指繋がれたら驚いますよぉ…｣

マ｢……誘ってるんですか？｣

ふ、不意打ちだ…。耳元でこんなこと言われたら恥ずかしいよ。

『そこはマヨイさんの解釈に任せます』

そうやって話しているうちにマヨイさんのお部屋に着いた。

マ｢あのう…嫌でしたら引っぱたいてくださって構いませんので…｣

『！』

マ｢んっ…｣

何度も角度をかえながら唇を重ねていると舌で歯列をなぞられる。

『あっ、ちょっと待ってください…』

マ｢…っ。すこし疲れちゃいました……？｣

お互い息が上がって顔も火照っている。
それ以上に恥ずかしい。私だけなのかな、マヨイさんは満更でもなさそう……。

『それもあります……。えっと、非常に聞づらいんですけど…最後までしちゃうパターンですか?これ』

ちらちらと様子を伺っていると静かに頷くマヨイさん。

マ｢や、やっぱり嫌ですか…？Aさんの気持ちを尊重したいので嫌だったら教えてくださいぃ…｣

『あ、いや。えっと…お風呂とか入ってないし、みたいな？』

マ｢つ、つまりOKということで…？｣

『は、はい……ってちょっと？！私重いから下ろしてください…！』

ひょいっと持ち上げられるとそのままスタスタと歩を進めるマヨイさん。

『あー…、わかりました。もう何でもOKです。お風呂も一緒に入るんですね』

そう、連れてこられたのはお風呂。
一緒に入るというワードを口にした瞬間ぱあああっと表情が明るくなるマヨイさん。

きっと誰よりも1番近くでマヨイさんを独占できているんだな、私。誰もこんなマヨイさん見たことないでしょ？なんて優越感が体の底から這い上がってきた。

マ｢あのう…あまり見られると私も恥ずかしいですぅ｣