Secret meeting【礼瀬マヨイ】 (ページ14)

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きれいなひとページ14

__3-B教室__

うう、眠たい……。
プロデュース科試用アプリ、通称プデュアプとでも言っておこう。

昨日、家に帰ってからはプロデューサーの何たるかをアプリで少々学んだりダンスの基礎的な動画を見ていたから少し寝不足気味なのだ。

鳴「あら、Aちゃんっ。おはよう♪」

『あ、○ちゃん。おはよ』

鳴「目の下の…クマできちゃってるじゃない！女の子なんだから夜更かしは美容の大敵よ？」

『あはは。普通はメイクとかして隠すんだろうけど、メイクする時間があるならその分寝ときたいんだよね』

鳴「ふふ。Aちゃん、可愛いんだからメイクしたらもっと可愛くなりそうね♪」

『ありがとう。…あのさ、気になってたんだけど、私の隣の席の人って学校休みがちなの？』

鳴「ああ、そうね。あまり頻繁に見かけることはないかもしれないわ？」

ん〜、そうなんだ。
なんか隣の席がずっと空席だとソワソワしちゃう。

鳴「もうすぐHRだから、またあとでね♪」

雑談を終えて、○ちゃんは自席に戻って行った。
私は授業で使う教材を出そうと鞄を探っていると、隣に人の気配を察知。

隣の席の人かな？

『あれ、マヨイさん…？』

マ「Aさん…。おはようございます…。うぅ、久しぶりの学校は緊張してしまいます…」

『隣の席の人、マヨイさんだったんだ。なんか安心したかも』

マ「………あ、安心ですか？」

『はい。知らない人だったらどうしよう〜って思ってて。あはは』

マ「…ふふ。私も安心しました。席替えされていたみたいですし…不安しかない状態で教室に入るのも一苦労でしたし」

マヨイさん…ほんとにきれいな顔立ちだなあ。
意外と人と話をするときは目をしっかり見るタイプなんだな、なんて考える。

そうこうしていると先生が教室に入ってきた。
今日も今日とて頑張りますか。