検索窓
今日:7 hit、昨日:1 hit、合計:6,152 hit

79 ページ46

貴方side




結局夜中は何も起こらず、安心して朝まで寝ることが出来た。

莉久くんとリビングで語り明かすような形にはなってしまったけど、久しぶりに楽しく話せて良かったなんて思ってしまう。




『今日はありがと!』

莉「うん、…学校って行く?」

『私が"いつも"を続けなかったら、誰かが折れちゃうかもしれないって思うから』

莉「!そっか。また後で!」




見えなくなるところまで手を振り終えると、

ふぁあっと1回大きくあくびが出て、手を絡ませ上にグッと伸びるとやる気が出たのかパンと音を鳴らして、支度の準備に取り掛かった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『おはよ、さとにぃ』

さ「おはyって、お前…どうしたんだよ、?」




私は目が腫れていたらしい。色々あったから、それで誤魔化すことが出来たが、腫れた理由は父の件のせいだろう。




さ「何かあったら本当に言ってくれよ?心配だから…それに一応彼氏ですから?」





なんて少し照れながら疑問形になっているさとにぃを少し笑いながら見ていた。





学校に着くと、少し5組の前が騒がしい。なんだなんだ?と声がする方に目を向ける



『(あぁ…ころんくんのことか……)』





いつも騒がしい、クラスのムードメーカー的存在であったころんくんが休んでいるらしい。

あんなことがあったのだから、休んでいるのは当たり前なのかもしれない。




莉「A!おはよ、来てくれてありがと(ボソッ)」

『大丈夫だよ、それよりも…』



ところんくんの方に視線を向けると、察したのかふるふると首を横に振った。





莉「俺が出る幕じゃない。俺が行ったところで解決なんてしないでしょ?」




さすが友達と言うべきか、私なら声をかけに行ってた気がする。行ってもどうにもならないのにね?





『そう、だね。クラス行こっか』





そう言って並んで2人クラスの扉を開け、今日が始まったことを感じた。

80→←78



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (13 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
23人がお気に入り
設定タグ:stym , stpr , 青、桃、黄、赤
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

叶乃(プロフ) - テストファイト!私もあと1ヶ月しかない…! (2023年2月4日 23時) (レス) @page21 id: aa9cc439ad (このIDを非表示/違反報告)
叶乃(プロフ) - 遅くなったけど、続編おめでとう!これからも頑張ってね! (2023年2月1日 12時) (レス) @page12 id: 2feb4c0bb7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:オオイヌちゃん | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2023年1月28日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。