あいつ何系なの！？【桃】4

お礼系 ページ25

さとみside


さ「なーお前ら」
莉「…なんで空気が悪いかって？そんなの俺に聞かれても知らねぇよ。急にだし」
る「僕は…なんでだろ」

いや分かってないわけ？嘘だろ？

まぁ単に莉犬は紫崎への、るぅとは硫黄さんへの想いをちゃんと自覚したんだろう多分。だからこそ、それをぶつけて拗らせていると…俺が言えたことじゃないけどな


こ「まぁなんとかなるでしょ。海いるし」
さ「いや何とかなんなそうだから言ってんだわ」

そしてここに投下されたクソ鈍感の海。さぁどうなる事やら、と昔話のごとくそのまま放って置けたら良かったのだが、あいにくそこまで面倒見が悪い訳では無い。

何とか手を貸してやる、か。

かと言いつつ、そこまで俺も4人の事情に詳しい訳では無い。硫黄さんとるぅとのことならまだしも、莉犬と紫崎のことなんかこれっぽっちも分からん。というか、2人が秘密主義すぎて何も情報がこないからだ。

だからといってるぅとの方へ話題を投下することも出来ない。その原因ころんがいるからだ。


さ「…はぁ面倒くさすぎる」
こ「なに、着替えるのもめんどくさいの…？」

なんで俺はこいつのチャチャを交わしながら、あいつらの恋で悩まなきゃならんのだ。

なんかアホらしくなってきたわ。


さ「あーもうしらね！！お前らが自分で何とかしろ！！」

莉「最初から頼んでないけど」
る「僕だって頼んでません、というか何とかしてもらったさとみくんが言うことですか？」

さ「俺だって最後は自分で肩つけただろ」


好きに頑張れよ、2人ともこれまでのお礼として受け取ってくれよな。

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