あいつ何系なの！？【桃】4

微笑む系 ページ2

貴方side


手当したさとみを横に急いで向かう。間隔をあけて少し痛そうに目を歪めるのが悲しかった


『いおちゃん』

瑞「！」


教室の中に1歩入ると直ぐに涙をためて駆け寄る瑞稀が目に入る

もう少し早くに忠告できていれば…と過去を悔やんだ。



瑞「大丈夫ですか、？ごめんなさい……っ」

さ「大丈夫だから。手当てもしたし…悪いのは君じゃない」



さっすが苺の王子。イケメンが際立ってますね。

まぁそんなことこの雰囲気じゃ言えないけど…ね


瑞「…海先輩、ありがとうございました…先輩をいじめてたのは私です。本当に…っごめんなさい」

『えぇ私！？守ってくれたのは私じゃないし、？感謝はさとみに！』



なんて言ったら泣き出してしまった…。後輩泣かせるなんて私も言いすぎたのかもしれない。

気をつけよう




さ「──なんてこと考えてんだろ？」

『いや怖ぇよ』


なんで分かるんだ…すごい飛び越えて、怖い飛び越えて、キモイ()

どう考えてもヤバいやつだよ


瑞「ふっ」

『ふふっ』



珍しく可愛く笑っている姿に驚いたのか、
それとも解決したことを喜んでいるのか、


さとみは私と瑞稀を見ながら、小さく微笑んだ。

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