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銀八さんと別れてから、何ヶ月ぶりであろうか3年Z組の教室の前に立っている。久しぶりすぎて逆に緊張する。でもいつまでもグズグズしてる訳にも行かないので、意を決してガラッとドアを開けた。
「失礼しまーす…」
皆の視線が私へと注がれる。その中には驚きや、なんで来たの?という好奇の目がある。
「A!久しぶりアルな!」
「あ、神楽ちゃん。久しぶり〜」
「これから授業受けるアルか?」
「そうそう。高杉帰って暇になっちゃってさ」
クラスメートの神楽ちゃんに話しかけられ、高杉と何をやっていたのかとかいろいろ聞かれて話が盛り上がっていた。私は雑談をしていたりしてることやシチュエーションのことも話した。
「ブハハハハ!!高杉そんなことやるアルか!!それを頼み込むAも面白いネ!」
「笑ってるけどね神楽ちゃん!めっっちゃくちゃキュンキュンするの!!アレはヤバいよ?死ぬよ??」
その私の言葉にまたブハハハハと笑う神楽ちゃん。笑い方の癖強すぎだろ、どうなってんだと思いながらも高杉のいい所を神楽ちゃんに説明する。すると「よォ」となんとも聞き覚えのある声が入ってきた。
「っあ、そうくん…」
「昼ぶりだねィ」
昼にあんなことを言ったからか少しばかり気まづい。私はこういう空気は苦手なので、「昼はあんなこと言ってごめんね」と謝った。
「や、俺も悪ィと思ってやす」
「あれ、素直じゃん」
「お前ェは一言余計なんでィ」
「それ高杉にも言われる〜何なんだろうね皆して」
「いやお前だよ」
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ミズキ(プロフ) - 亜水さん» わかります。。この小説は私の憧れを詰め込んでます笑 (2019年9月8日 8時) (レス) id: db1738cc34 (このIDを非表示/違反報告)
亜水 - いいなー、こんな日常。ふとしたところで幸せを感じそう。 (2019年9月7日 23時) (レス) id: 9d2ec575ec (このIDを非表示/違反報告)
ミズキ(プロフ) - みぃさん» ありがとうございます!亀更新ですが応援してくださると嬉しいです、!(><) (2019年8月16日 19時) (レス) id: db1738cc34 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 初めましてです!とっても面白いこの作品が大好きです。更新頑張ってください! (2019年6月19日 21時) (レス) id: d77d134be6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミズキ | 作成日時:2019年4月7日 20時