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神威side
「起きろォォ!!!」
「ぐほォッ」
心地よく寝ていた時、腹の上に重いものがのってきたと思えばAだった。それに俺と高杉は朝から頭に青筋を浮かべる。
「てめェA、どういうつもりで…」
「まァ落ち着いてよ、朝ごはん作ったぞ♡」
「あともう10時だから学校行かなきゃ」とAは言う。それに「俺サボる〜」と答えリビングへ向かう。
「シンスケ、行こう」
「高杉一緒に学校行こうね!昨日の貴方の栄誉を称えて貰わなきゃ私は気が済まない!」
「何でそんなめんどくせェこと…」
「ねーえ!今日だけでいいからァ!!朝ごはん作ってあげたお詫びに!ね!?」
「いいじゃんシンスケ、行きなよ。あとA、朝からその馬鹿でかい声をどうにかしてくれない?」
そう言うと「めんごめんご〜」と能天気に笑い、俺達の背中を押して朝ごはんを食べさせようとする。朝ごはんを食べるなんて何年ぶりだろうか。神楽はいつも炊飯器を持っていくし、俺は寝ている。
「…うま」
「お前自炊してるもんな」
「一人暮らしを舐めないでよね!」
そうえっへんとない胸を張るA。シンスケは美味しそうに食べている。確かに美味い。特に味噌汁が。
「じゃあ食べ終わったら着替えて、髪の毛整えて学校行こ!」
「おう」
「神威くん、また夜兎高遊びにいくね!」
「朝は俺いないから昼からね」
「はーい!」と言って着替えにいくA。
「アイツ、嫁に貰えばいいことありそうだな」
というシンスケの言葉にご飯を吹き出すのは1分後の話。
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ミズキ(プロフ) - 亜水さん» わかります。。この小説は私の憧れを詰め込んでます笑 (2019年9月8日 8時) (レス) id: db1738cc34 (このIDを非表示/違反報告)
亜水 - いいなー、こんな日常。ふとしたところで幸せを感じそう。 (2019年9月7日 23時) (レス) id: 9d2ec575ec (このIDを非表示/違反報告)
ミズキ(プロフ) - みぃさん» ありがとうございます!亀更新ですが応援してくださると嬉しいです、!(><) (2019年8月16日 19時) (レス) id: db1738cc34 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 初めましてです!とっても面白いこの作品が大好きです。更新頑張ってください! (2019年6月19日 21時) (レス) id: d77d134be6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミズキ | 作成日時:2019年4月7日 20時