43話 ページ44
数十秒もしないうちにパンジー達のいる反対のテーブルで座っているのをみつけた。
実際に話すのはみんなが寝た後なのだから今は緊張しなくていいのだと思い、何故か震えてる手を握り、彼に話しかけた。
『ね、ねぇ』
「､､､なんだよ｣
なんだかすっごくぎこちなくなってしまう。
頑張れ私。二人で話したいって伝えるだけじゃないか。
『その、どうしても話したいことがあるんだけど、人の出入りが少なくなったら話せない？二人で』
「あぁ、分かった｣
素っ気ない返事だけが返ってきてドラコはクラッブとゴイルのいる方に行ってしまった。
私はその場のソファに座り込む。
『はぁ､､､』
同時に大きなため息がでる。
こればっかりは助けてくれる人はいない。何とか自分の手で解決しなきゃいけない話だ。それなのに不安は増してくばかり。
「溜息なんてついてどうかしたの｣
その時、最近話していなかったセオドール･ノットが声を掛けてきた。
『大したことないわ。気にしないで』
「ふーん。マルフォイと喧嘩したこと結構引きずってるんだ｣
私が驚いた表情でノットの方に顔を向けるが、ノットは気にもせずに話を続ける。
「一年生の間じゃ結構広まってるよ。僕はそこまで興味ないけどさ、君がそこまでその事で悩むとは思ってなかったよ｣
その言葉に私は弱々しく微笑んだ。
『人と気まずい雰囲気になることなんてなかったから、いざそうなるとなんにも出来ないのよね。
今もそうよ。ちょっと話しかけただけでこの有様』
そう言って私がため息をつくとノットは興味なさげにまた話しだした。
「まぁ、ウィリバートがどうするかは知らないけど大丈夫なんじゃない？マルフォイも仲直りしたそうだったし｣
『そうだといいけどね､､､
まぁ、頑張ってみるわ。ありがとう』
「うん」
そのままノットは男子寮に戻っていくかと思ったがその場に留まってじーっと私を見つめる。
「､､､セオドール｣
『え？』
「せっかくなら僕のこともそう呼んでよ。
何となく仲良くやってける気がするんだよね "リリア" とは｣
突然な話で驚いた。彼のどこか掴めない雰囲気には驚かされてばかりだ。
『もちろんよ。セオドール』
いつの間にか自分の中の不安は小さくなっていた。
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lkwisterven - みかーんさん» 変人だと思われないよう気をつけてくださいな (2019年10月14日 2時) (
レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
みかーん(プロフ) - ありがとうございます、、ハリーとの絡みで発狂しときます() (2019年8月23日 19時) (レス) id: a1d3a60057 (このIDを非表示/違反報告)
みかーん(プロフ) - ハリー落ちの無さにいつも絶望してるのでお願いしたいですむしろ全員オチでも全然見ます(私2推しがセドリックで..w) (2019年8月18日 7時) (レス) id: a1d3a60057 (このIDを非表示/違反報告)
月輝 ひのか(プロフ) - みかーんさん» ありがとうございます！ボチボチ頑張って行こうと思います笑 主も結構ハリー好きなのでオチどうしようかなぁ、って思ってるんです。もう全員オチにしようかn(((殴っ (2019年8月16日 11時) (レス) id: 461cc503e4 (このIDを非表示/違反報告)
みかーん(プロフ) - 次回も楽しみにしてます是非ともオチをハリーに.. (2019年8月16日 8時) (レス) id: a1d3a60057 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月輝ひのか | 作成日時：2019年5月12日 21時
