38話 ページ39
私は三人の様子に耐えきれず小さく笑った。
『ふふっ、ごめんなさい。そんなに強く言うつもりはなかったの』
その時の三人の表情といったらほんとに面白かった。多分先程までの状況だと私の表情はものすごく険しかったのだと思う。
言ってた言葉も一言一言が強かったと思うし。
『私そろそろ勉強しないとパンジー達に怒られちゃうから行くわね』
「え、ちょっと待っ…『あー、それと』」
『もしも手を引かないのなら私にも何か手伝わせて。
これ以上放って置けないし。
それに、あなた達のこと別に嫌いじゃないの』
「何かあったらよろしくね」
その一言だけ残して私は魔法史の棚に向かった。
何冊か手にとって図書館を後にする。
三人が追いかけて来る様子はなかった。
勢いで言ってしまった面はあるけど今まで誰よりも彼らのことを気にかけてしまっていたのは、彼らのあの行動力にあるんだと思う。
きっと私はそれに魅せられてしまったのだ。
『さて、試験も近いことだしそろそろ本気出さなきゃね』
談話室に戻った私はいつもより気合いを入れて試験勉強に取り掛かった。
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ハリーside
リリアが別の棚に行ってから図書館を出るまで僕を含めた三人は一言も声を発さなかった。
「ウィリバートってほんとになんなんだ？
手伝うなんて僕達のこと馬鹿にでもしてるんだろうな｣
ロンはまだリリアを信じてないから毎回疑いの目をかける。
確かに彼女はスリザリン生で、おまけにあのマルフォイの幼馴染だ。印象は良くない。
でも他寮の生徒とも親交があるみたいだし、平等に接してくれたり、優しい所だってあったりする。
「ロン、そんなことないわ。
クリスマスの時なんて丁寧に手紙まで添えてプレゼント送ってくれたのよ。リリアは悪い子じゃないわ｣
ハーマイオニーはハロウィーンの件でリリアに助けられたから、彼女のことを信頼してるんだ。
「あんなやつとプレゼント送りあったのか。
とにかく僕から見れば君達が一方的にウィリバートのこと好意的に思ってるようにみえるね。
そんな薄っぺらい関係であいつを信じるのかい？｣
でもロンは決めつけてて信じようとしない。
「二人ともそこまでにしてよ。それに今はこれからどうするかが先だ。なにかあったらその時でいい｣
とにかく今は先に進まないと。
ねぇ、リリア。
君は僕達の味方なんだよね？
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lkwisterven - みかーんさん» 変人だと思われないよう気をつけてくださいな (2019年10月14日 2時) (
レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
みかーん(プロフ) - ありがとうございます、、ハリーとの絡みで発狂しときます() (2019年8月23日 19時) (レス) id: a1d3a60057 (このIDを非表示/違反報告)
みかーん(プロフ) - ハリー落ちの無さにいつも絶望してるのでお願いしたいですむしろ全員オチでも全然見ます(私2推しがセドリックで..w) (2019年8月18日 7時) (レス) id: a1d3a60057 (このIDを非表示/違反報告)
月輝 ひのか(プロフ) - みかーんさん» ありがとうございます！ボチボチ頑張って行こうと思います笑 主も結構ハリー好きなのでオチどうしようかなぁ、って思ってるんです。もう全員オチにしようかn(((殴っ (2019年8月16日 11時) (レス) id: 461cc503e4 (このIDを非表示/違反報告)
みかーん(プロフ) - 次回も楽しみにしてます是非ともオチをハリーに.. (2019年8月16日 8時) (レス) id: a1d3a60057 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月輝ひのか | 作成日時：2019年5月12日 21時
