19話 ページ20
自分を恨む前に逃げなくてはとグレンジャーの手を引っ張っり、急いで廊下側のドアに向かい取手の部分を引っ張っる。
＿＿＿が、
『どうして！？ なんで鍵がかかってるの！』
どんなに引っ張ってもガタガタと音を立てるだけで開かない。もしかしたら誰が計画的に閉めたのかもしれない、と嫌な考えが過ぎる。
｢ どうしましょう､､､！｣
『グレンジャー、下がってて』
逃げる事を諦め手に握っていた杖を自分の前に構えた。
覚えてる呪文の数は少ないけど、きっと何とかなるはず。
唸り声と共に振り下ろされる棒をかろうじて避け、急いで蛇口の方に向かう。
『アグアメンティ！』
直感で出てきた呪文を唱えた結果は最悪。
『うそ、これ水呪文なの！？』
とりあえずと思って唱えてみるが、なんと水呪文。
これがトロールの癪に障ったらしく怒りをぶつけられるように棒が振り下ろされた。
なんとかこれを避けることが出来たが、今度は蛇口を思いっきり壊してしまった。
勢い良く出てくる水を浴びながら私は頭を抱えた。
もうダメだ､､､
.
「 ｢ハーマイオニー！｣｣
諦めかけていたその時、勢いよくドアがひらいた。
その正体はポッターとウィーズリーだった。真っ青な顔でドアを開いた二人は私がいることにとてつもなく驚いているよう。
この状況でもトロールは空かさず攻撃してくる。
次は自分の真上に棒を振りおろしてきた。
『全く、懲りない奴ね､､､プロテゴ！』
頭上で棒が止まる。
次こそはしっかり盾の呪文を使えたようだ。
これはちゃんと覚えて置かないと。
『ポッター、ウィーズリー！あなた達がドアの鍵を閉めたのなら責任もってトロールの相手して！』
そう叫びながらトロールの攻撃を交わしているとウィーズリーがそこら辺に落ちている金属パイプをトロールに向かって投げつける。
「やーい、ウスノロ！｣
ウィーズリーが相手をしている隙にグレンジャーの腕を引っ張ってトロールから距離をおく。
トロールから離れて一安心しているとポッターが勇敢とも間抜けとも言える行動に出た。
走って行ったかと思えば後ろからトロールに飛びつき、腕をトロールの首に巻き付けたのだ。
もちろんトロールも違和感に気づく訳で､､､
体上下左右にふり、今にでもポッターに強烈な一撃を食らわしそうだ。
『､､､さすが英雄ってとこかしら』
しかし、私の口から出たのは嫌味とも褒め言葉とも言えるものだった。
.
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lkwisterven - みかーんさん» 変人だと思われないよう気をつけてくださいな (2019年10月14日 2時) (
レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
みかーん(プロフ) - ありがとうございます、、ハリーとの絡みで発狂しときます() (2019年8月23日 19時) (レス) id: a1d3a60057 (このIDを非表示/違反報告)
みかーん(プロフ) - ハリー落ちの無さにいつも絶望してるのでお願いしたいですむしろ全員オチでも全然見ます(私2推しがセドリックで..w) (2019年8月18日 7時) (レス) id: a1d3a60057 (このIDを非表示/違反報告)
月輝 ひのか(プロフ) - みかーんさん» ありがとうございます！ボチボチ頑張って行こうと思います笑 主も結構ハリー好きなのでオチどうしようかなぁ、って思ってるんです。もう全員オチにしようかn(((殴っ (2019年8月16日 11時) (レス) id: 461cc503e4 (このIDを非表示/違反報告)
みかーん(プロフ) - 次回も楽しみにしてます是非ともオチをハリーに.. (2019年8月16日 8時) (レス) id: a1d3a60057 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月輝ひのか | 作成日時：2019年5月12日 21時
