1話 ページ2
今日もいつものように目が覚める。懐かしい夢を見た。確か自分が5歳だった頃の話だ。
ふの目が覚めた日、何故か目に入ってきた何かを堪えるように涙を流す女性の姿。それが大好きな母だと知った時のことだ。
夢の割には記憶に近い、そんな夢だった。
｢お嬢様、奥様がお呼びですよ｣
『ありがとう。すぐ行くわ』
そんな夢を見た日の朝、母に呼ばれた私は着替えてから母の元に向かった。久々に目覚めの悪い夢をみたものだから少し気まずい。
『お母様、何か御用ですか？』
「えぇ、嬉しい知らせよ｣
居間にいた母は何やら手紙らしきものを持っていた。私の視線に気づいたらしく、母は私の見える位置にその手紙を置く。
「あなたにホグワーツから手紙が届いたの。これで立派な魔女になれるわね｣
そう言って微笑んだ彼女に釣られるように私も微笑んだ。
そして自分の前に置かれた手紙をじっと見つめる。
学校､､､ずっと夢だった場所。
『ホグワーツからの手紙､､､
良かったです。ちゃんと届いてたみたいで』
「そうね、私も安心したわ。教材のことなのだけど、暫く予定が合いそうにないからマルフォイ家にお願いしてくれるかしら？｣
『分かりました。手紙、送ってきます』
ホグワーツからの手紙を持って部屋に戻った私は急いでドラコに手紙を書いた。
マルフォイ家とは昔からの付き合いなのだ。当然ドラコとも昔からの仲な訳で、所謂、幼馴染という関係だった。
返事が来たと思えば「大丈夫だ｣の一言。
一緒に行っても問題ない、ということだと思う。
『ふふ、楽しみ』
･
数日後、マルフォイ家との待ち合わせの時間に遅れないように必要な荷物を持って屋敷しもべのレイラに見送られながらドアを開けて外に出る。
｢おはよう、リリア｣
『おはようございます、ルシウスさん』
既に門の前にいたマルフォイ一家と合流し、ダイアゴン横丁に向かった。
ダイアゴン横丁はとにかく人で賑わっていて、はぐれないように3人について歩くのに必死だった。
｢危なっかしい奴だな、ほら｣
失礼な言い方だ、と思いつつ差し出された手を取る。
その様子をナルシッサさんが微笑ましく見ているのがわかった。
「私は教科書を買ってくる。ドラコとリリアはローブの採寸に行ってなさい｣
『分かりました。また後で合流しましょう』
ルシウスさん達と別れて私達は『マダムマルキンの洋装店』に向かった。
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lkwisterven - みかーんさん» 変人だと思われないよう気をつけてくださいな (2019年10月14日 2時) (
レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
みかーん(プロフ) - ありがとうございます、、ハリーとの絡みで発狂しときます() (2019年8月23日 19時) (レス) id: a1d3a60057 (このIDを非表示/違反報告)
みかーん(プロフ) - ハリー落ちの無さにいつも絶望してるのでお願いしたいですむしろ全員オチでも全然見ます(私2推しがセドリックで..w) (2019年8月18日 7時) (レス) id: a1d3a60057 (このIDを非表示/違反報告)
月輝 ひのか(プロフ) - みかーんさん» ありがとうございます！ボチボチ頑張って行こうと思います笑 主も結構ハリー好きなのでオチどうしようかなぁ、って思ってるんです。もう全員オチにしようかn(((殴っ (2019年8月16日 11時) (レス) id: 461cc503e4 (このIDを非表示/違反報告)
みかーん(プロフ) - 次回も楽しみにしてます是非ともオチをハリーに.. (2019年8月16日 8時) (レス) id: a1d3a60057 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月輝ひのか | 作成日時：2019年5月12日 21時
