【刀剣乱舞】必ず助ける (ページ1)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:757 hit

プロローグページ1

眩い光に包まれて,思わず目を瞑る。
少ししてから声をかけられたので目を開ける,そこは自分がいた場所とは明らかに違う場所だった。

周りには"刀剣男子"
だがその目には光がなく,俺を見るなり怯えた表情をみせた。

「…ああ,本当に来ちゃったんだ」

なんて,誰にも聞こえないような声で呟く,

なんで俺がここにいるかというと,少し時間は遡るのだが______

少し前,具体的に言うと数時間前だろうか。

俺はその時まだ布団で寝ていた,まあ親はいないので起こされる心配も無いからだ。

のんきに寝ているときにふと声が聞こえた_____正確には,声が響いた…とでもいうのだろう。

「…助けてくださいませんか,私達…いえ,刀達を。貴女が審神者として_____」

…正直,寝ぼけているのかと思った。だがこれは現実であり,夢ではない。そう確信もしていた。

夢ならば本来なにか映像が見えるはず,声だけ,というとは考えがたい。寝ぼけているのかとも考えたが,声のトーンと内容からそうではないと思ったのだ。

「…実は,今の審神者が刀剣たちを……大切に扱わないのです。重症なのに手入れをしない,赤疲労はつけたまま出撃…などを…あと…刀剣を傷つけたり…するのです」

その声の主は淡々と,けれど確実にその言葉を述べていった。"傷つける？""手入れをしない？"その言葉を聞かされた時,「なんでそんなことを」と思った。

更に極めつけとして,

「…本来,歴史の改変阻止のために力を与えたのですが……その改変を阻止出来なくなりそうなのです…,どうかお願いです,彼らを…助けてあげてくださいませんか。」

と言われてしまったので受けるしかない,と思ったのだ。
それに親もいない,生きがいはネットで刀剣乱舞や艦これをやるだけの生活,こんな俺だからこそ声をかけられたのかもしれない。

そう考えたらやることはひとつだった_____刀剣男子を助けること。