標的123 ページ36
デイモンさんが霧の炎をリングから出し、自分の気配を消しながら部屋のドアを少し開けた。
中には、こちらに背を向けてソファーに座るシエロと
その正面に座る2人のボスがいた。
ジョット「封印とは…どういうことだ？」
質問をするジョットさんに、シエロが体をそちらに向けて答え始める。
シエロ「封印…というよりは、秘密裏に保管するといったほうが近いかもね。
このリングは今まで同様、誰にも知られるべきではない。
虹のリングと夜のリングはボンゴレの体制が整い次第隠すべきよ。」
凛としてそう言ったシエロの表情は、ここからは読めない。
混乱するデイモンさんの思考が頭に流れてくる。
D(虹と…夜？そんなリングは聞いたことがない。)
そんな彼を無視して、3人の話し合いは進んでいく。
コザァート「…今、そのリングは持っているのかい？」
シエロ「ええ。どちらも首から下げているわ。
夜のリングは…相変わらず反応しないけどね。」
そう言うと、シエロがチェーンをかけた２つのリングを服の中から取り出す。
その２つは…今のオレが指にはめているのと全く同じものだった。
ジョット「…お前のことだ。
虹のリングのことが周囲に漏れ、このリングを賭けた争いが起こるのを予見してるんだろう？」
少し落ち着いたジョットさんがそう言うと、シエロはコクンと頷いた。
貴「…その通りよ。
だって、やっぱり異常じゃない。
大空と大地、どちらの炎も出てしまうなんて…
こんな強すぎる力はいつか争いの種になる。」
コザァート「…その可能性は否定できないな。
だが、なぜボンゴレの体制を整えたら封印してしまうんだ？
封印するのなんか君たちの代が裏社会から退く時でいいじゃないか。」
コザァートの最もな提案にシエロは首を横に振った。
シエロ「…ダメなの。
このリングの力は強すぎて、私の生命エネルギーじゃ持たない。
今じゃ炎を数十秒出すのがやっとなのよ。」
そう言いながらシエロは14色の炎をリングに灯すが…すぐにそれらは小さくなって消えてしまう。
シエロ「5分も出してたら、私はきっと
力の枯渇によって死んでしまう。
…使いたくても使えないの。
なら、早く手離したほうがいいわ。」
少しうつむいている彼女は、
覚悟を決めた声でそう言っているようだった。
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らっく(プロフ) - 優さん» こちらこそ返信ありがとうございます。え、と…申し訳ないのですが去年からリクなどはお受けしておりません。作者の方から知らせがあった場合のみリクエストをお受けしております。ですが、ヴァリアーと主人公の絡みは面白いと思いますのでまた今度検討してみますね。 (2016年9月13日 21時) (
レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
優 - ヴァリアーの特別編、お願いします！ (2016年9月13日 16時) (レス) id: bc71943441 (このIDを非表示/違反報告)
優 - 返信ありがとうございます♪ (2016年9月13日 16時) (レス) id: bc71943441 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - 優さん» コメントありがとうございます！返信おそくなって申し訳ございません。現在7の方更新再開しましたので、どうぞ続きをお楽しみに！ (2016年9月12日 17時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
優 - いつも読んでいます!更新頑張ってください♪ (2016年9月5日 21時) (レス) id: bc71943441 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：・
| 作成日時：2016年5月29日 22時
