標的116 ページ29
貴「ボクシング部も楽しかったけど、なぜか入部してた紅葉と了平さんの2人にしごかれてキツくてさ…」
千種「…結局、部活には入るの？
部活動の邪魔になるようなら食事は届けに来なくてもいい。」
貴「いや、今回は入部見送ったよ。
まだ新しい学校に慣れてないし、ツナや炎真と一緒に帰るのも捨てがたいから。
だから、飯のことは気にすんな。」
千種に笑って返事をした花村に…僕は
ふと疑問に思ったことを質問する。
骸「…そう言えば君は、沢田綱吉か雲雀恭弥の女なのですか？」
そう尋ねたその瞬間…花村は一瞬真顔になってキョトンとこちらを見た。
貴「え…お、女ってそういう意味の？」
花村の戸惑う視線に、僕は頷いて答えてやる。
骸「ええ、恋人という意味です。
この前会った時、アプローチをしてもあまり心が動かなかったようなので
もう心に決めた人がいるのかと思いまして。」
この前、山本武の寿司屋で花村の手の甲にキスをしたとき…
彼女は驚いてはいたが、その驚きの9割は
直後に来店してきた雲雀恭弥へのものだった。
10年後の世界で、沢田綱吉と雲雀恭弥は彼女のことを好きだったというし
すでに恋人同士になってる可能性はあると思っているのだが…
貴「あっはは！ありえないですよ！
雲雀さんはオレに戦闘以外の興味ないし、ツナには京子ちゃんやハルがいるんですから。」
僕の予想を、あっけらかんとした笑顔で花村が否定する。
貴「てか、オレ…誰とも恋愛しませんよ。
特にボンゴレの人とするつもりはないですし。」
骸「…そうなのですか？」
普通に暮らしたいと言ったからには、そういう若者らしいこともしたいのだと思っていた僕は
その意外な言葉に少しだけ驚いた。
そんな僕に彼女は静かに言葉を続ける。
貴「ええ、だって…恋愛しようとしても無理なんですよ。
オレは、
そう淡々と返事をした花村。
その時彼女が見せた冷ややかな笑顔に…僕は思わず息を飲む。
骸(男でも女でもない…？
…男装しているから、ということでしょうか。
なら、普通に女性として暮らしてしまえばいいのでは…)
花村の真意を読み取れず追及しようとしたところで…
花村の胸ポケットの中から、軽快な着信音が鳴り響いた。
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らっく(プロフ) - 優さん» こちらこそ返信ありがとうございます。え、と…申し訳ないのですが去年からリクなどはお受けしておりません。作者の方から知らせがあった場合のみリクエストをお受けしております。ですが、ヴァリアーと主人公の絡みは面白いと思いますのでまた今度検討してみますね。 (2016年9月13日 21時) (
レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
優 - ヴァリアーの特別編、お願いします！ (2016年9月13日 16時) (レス) id: bc71943441 (このIDを非表示/違反報告)
優 - 返信ありがとうございます♪ (2016年9月13日 16時) (レス) id: bc71943441 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - 優さん» コメントありがとうございます！返信おそくなって申し訳ございません。現在7の方更新再開しましたので、どうぞ続きをお楽しみに！ (2016年9月12日 17時) (レス) id: 6752a26535 (このIDを非表示/違反報告)
優 - いつも読んでいます!更新頑張ってください♪ (2016年9月5日 21時) (レス) id: bc71943441 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：・
| 作成日時：2016年5月29日 22時
