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episode1 ページ3
「失礼致します。本日から小姓を務めさせて頂きます、Aと申します。」
来た……
「入っていいぞ。」
襖を開け、入って来た女を見て俺は息を呑んだ。
肌が透き通るように白く、長い黒髪が床に着いている。
青紫色の瞳には、はっきりと俺の姿が写っている。
ただ_____________
その瞳には、光が無い。
入って来てから、1度も笑わない。
俺は少しだけ違和感を覚えた。
「よろしくお願い致します。」
「あ、あぁ。よろしく…」
真っ直ぐに俺を見据えるその瞳に射られ、
俺はぎこちなく笑みを浮かべて言うことしか出来なかった。
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作者名:祐衣ヾ(*ΦωΦ)ノ土方love | 作成日時:2017年8月3日 15時