彼に恋をしてもいいですか？【仮面ライダーエグゼイド】

GAME：１ ページ3

【貴方 side】


私は今職を失っている
所謂、リストラってやつだ

突然自分の務めていた病院が潰れてしまい職場が無かった


貴「もう…どうすればいいのよ…」



途方に暮れて歩いていると1枚の貼り紙が目に入った


貴「医療事務、看護師募集中…？


……ここにしよ！！」


少し深呼吸をして息を整えてドアを開けた


貴「あの…すみません……」

？「あ！！どうされました！？」



黒髪のロングヘアの似合う女の子が出てきた
その子は胸元に卒業証書の筒を抱えていた


貴「えっと…玄関の貼り紙を見たんですけど…」

？「少々お待ちください！…大我！面接の人だよ！！」

大「うるさい。…すみません、医療事務ですか？看護師ですか？」


卒業したばかりの彼女に手を引かれて出てきたのは白衣を着た医師だった


きっとこの人がこの病院の医院長なのだろう


貴「看護師です！まだ間に合いますか…？」

大「間に合いますよ。これからよろしくお願いします」

貴「え…私でいいんですか？！」

大「大丈夫ですよ」


フッと笑う先生はとてもかっこよかった


すると横で見ていた女の子が私に声をかけた


ニ「それじゃこれからよろしく！私は西馬ニコ！タメ口でいいよ〜！」

貴「えっと…佐原梨紗です。これからよろしくね、ニコちゃん！」

大「ニコ…話を進めるな」

ニ「いいじゃん！私は今日からここの医療事務なんだから！！」


さっきから仲良く喋ってる…
昔からの付き合いなのかな？

と、考えていると先生が挨拶をした


大「俺は花家大我だ。よろしく」

貴「よろしくお願いします、花家先生」


少し微笑んで挨拶をすると花家先生は口元を抑えて「あぁ…」と返事をしてそっぽ向き、ニコちゃんはキラキラした目で私を見ていた


ニ「めっちゃ可愛い！！」

貴「うん…？私はニコちゃんの方が可愛いと思うけどなぁ…？」

ニ「きゃー！ちょっと、大我聞いた？可愛いだって！！」


それを無視して奥の部屋へと花家先生は消えてった



ニ「んもー！…とりあえず雑誌でナース服注文しよ！新しい服にして他のも可愛くしよ！」

貴「うん！」





こうして無事に私の新しい職場が決まった

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