味噌鍋 ページ33
青龍がブルブルと震えている
ハク「どうすんだ白蛇兄さん寒かってんぞ」
キジャ「私のせいなのか！？」
A「大丈夫ですか？」
ユン「よくここに滝があるって分かったね」
青龍はトンっと仮面の上から自分の目を差す
A「遠視能力…」
ユン「あ！成程！魚を瞬時に捕らえたし動体視力も優れてそうだね
その目を見たら石になるって言うのは本当？」
青龍は首を横に振った
A「もしそれが本当なら私はとうの昔に石にな
っていますね」
ユン「じゃあ何で仮面を取らないの？」
青龍「……………」
A「………まぁそれは…ゆっくりでいいんじゃないですか？
本人にも色々あると思いますし」
ヨナ「Aの言う通りね とりあえず火を炊いて体温めて青龍の取った魚でご飯にしましょう」
アオ「プキュ〜」
A「味噌鍋ですか〜？美味しそうですね〜」
ハク「美味そうだな 材料どこで手に入れた？」
ユン「青龍の里で薬と交換してもらったついでに鍋も」
ハク「いつの間に」
ヨナ「ユン大変！虫が鍋の中に入水したわ」
ユン「すくってさしあげなさい」
キジャ「虫…！？」
A「この虫…そういう願望あるんですかね？」
ユン「さらっとやばい事言うな幻妖」
ヨナ「青龍の服乾かないわね」
A「彼の服かなり厚着ですからね簡単には乾かないでしょうね」
ユン「それにしても……」
アオ「プキュ〜？」
服が無くモフモフを着て丸くなっていた青龍の姿
A「あら可愛い」
ハク「お前の目はどうなっているんだよ」
A「何か？」
ハク「にしてもあれは何の妖怪だ」
ユン「ますます色モノになっていくよこの集団」
キジャ「言うな！青龍は私のせいでああなっているのだ！きっととても屈辱なのだ！」
青龍は何も考えていなかった
アオ「キュ〜パクパク」
青龍の分の味噌鍋を食べるアオ
A「アオさん良く食べますね」
ユン「青龍早く食べた方がいいよ」
味噌鍋を食べた青龍は幸せそうな顔をしていた
ヨナ「美味しい？でしょ！良かったわねユン！」
ユン「はいはい…」
A「出ましたよツンデレ」
ユン「違うから！！」
A「青龍さんご飯足りますか？私のも上げますよ」
ヨナ「寒くない？私の外套いる？」
青龍「あっ…ありがとうA…ヨナ…」
一同「ヨナ！？」
キジャ「Aはまだしもひっひっ姫様を呼び捨てに…！？」
ハク「あっさりとまぁ…」
ユン「…………………」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 13人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：鈴カステラ | 作成日時：2023年11月26日 21時
