高華の妖

禁じられた恋 ページ5

ヨナ「酷い…！あんまりよスウォン
あんな嘘を信じるなんて！」

ハク「酷いのはアンタだそして迷惑だ」

A「そんな事言って嬉しいくせに〜」

ツンツンとからかうA

ハク「………つーかなんでお前がいるんだよ！？
お前はスウォン様の従者だろうが！」

A「いや〜それが〜」


「Aたまにはゆっくりしていてください
ヨナと久しぶりに話してみては？」

A「っとスウォン様に言われたので
暫くヨナ様とお話をと」

ハク「あっそ…」

A「でさっきの話しですがどうなんですか？
本当に迷惑なんですか？」

ハク「黙れ…！」

イル「お前の結婚も嘘にならんかもしれんぞ」

ヨナ「え」

イル「そろそろ婚約者が居てもいい歳ごろだろ？」

ヨナ「嫌よ…私はスウォンが……」

イル「スウォンは駄目だ！」

ヨナ「父上に私の恋愛をとやかく言われたくないわ私は…」

イル「ヨナ私はこれまでにお前が望む物は何でも与えてきた
美しい簪や離宮に花の庭園武器以外はなんでも
お前がどれだけスウォンを望んでもスウォンを与える事だけはできない
お前は高華王国の皇女お前の夫となる者はこの国の王となるものなのだ」

ヨナ「スウォンは父上の兄ユホン叔父上の息子
王家の血筋でしょ…？」

イル「そうだな…だが後継者は王である私が選ぶ」

ヨナ「どうして…スウォンは立派な人よ
父上は武器を恐れて触れらない臆病な王様じゃない」

イル「確かに臆病な王だよお前の母は賊に襲われて殺された
王にはこのような危険がつきまとう
それ故私はまた妻を娶る気にはならなかった
スウォンには幸せになってほしいだろ？」

ヨナ「わからない分からないわ父上」




A「イル陛下何を恐れているのでしょうか…
スウォン様だと駄目な事があるのでしょうか」

ハク「まあ王にも色々あるんだろうな
それよりも感じないか？」

A「正直少し感じていました
言葉には表せないけど不穏な雰囲気がありますね
さっきからの兵の動きも気になります」

ハク「やっぱりな」

A「もうすぐヨナ姫様の誕生日会もありますし何もないといいのですが……
警備をしておいた方がいいですね私も協力します」

ハク「わかった」

A「一応スウォン様にも報告はしておきます」

ハク「あぁ頼む」

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