可愛い女の子 ページ9
泣き止む様子を見せない女を無理やり車に押し入れ、電話番号を聞き、ナビに入力した。
『…っ、うぅつ…』
いつもだったら、黙れ、と叫んでいるが、今日はそうにもいかない。
車で流していたCDの音量を上げる
『…』
「…」
自分の車なのに、居心地が悪い
『…憎い』
「あ？」
『憎い、憎い………なんで、英子ちゃんなの
どうして、人は人を傷付けるの』
唸るように、どこかを睨みつけながら、呟き始めた。
信号で止まり、Aの方を見ると、スマートフォンは起動していて、鳩麦英子の事件を調べていた。
『私の…大切な友達………』
いつまでもブツブツ言う女。めんどくせぇ。信号が青に変わり、車のアクセルを踏む。
「…てめぇだけじゃねぇよ」
『…』
「世の中、お前より辛い思いした人がどれだけいると思ってんだ。
ギャル女の親なんて、目の前で殺されたんだ
てめぇだけが、悲しいんじゃねぇよ」
『分かってる…だけど、だけど＿＿』
「てめぇ、ダチなら、もっとかけるべき言葉があんだろ
ごめんねって言ってたって、何になる
帰ってこねぇよ」
『うるさいっ！
私がその場にいたら、私が代わりになれたら、助けられたかもしれないのに』
「うぜェッッ！！！」
『っ…』
「てめぇが変わりに死んで、何になんだよ
悲しむ人間が変わるだけだろうがッッ！！」
『……』
Aは、目から黒い宝石を流し始めた
『だって…こんな、辛い思いをっ、しなくても、済むじゃん…っ』
「……」
『爆豪くんは、強いっ、から、守れるもの、も、多いっ…
私はっ、弱いからっ………そうするしかっ、方法がないの…っ』
俺は、弱い人間が、どれだけ辛い思いをしたか、高校に入って分かった。
「強くなろうと努力した奴だけが、強くなれんだ。てめぇも、強くなりてぇんなら努力しろ」
『ぅっ、ゔんっ…』
黒い宝石が、赤や青の宝石に変わった。膝の上には、光り輝いた宝石が散らばっている
口論になってから、数十分、落ち着いたのか、うとうとし始めた。
こいつほんとにモデルしてんのか？と思うほどの顔をしている。
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夜空と暁(プロフ) - 英子ちゃぁぁぁあん！ (2021年12月18日 21時) (
レス) @page34 id: 3b02c3cd6d (このIDを非表示/違反報告)
チルチルノ - 英子ちゃん？！？！？、まって、涙目になったんだけど (2019年5月31日 19時) (レス) id: a1c21e99ad (このIDを非表示/違反報告)
Wings of light - Oh...主人公の親友が…悲しい感じだけど、続きが楽しみです。 (2019年5月29日 7時) (レス) id: e1750f9fc1 (このIDを非表示/違反報告)
ハオミン - 自分女やけどこの中の子みたいな女の子の友達が欲しい (2019年5月27日 5時) (レス) id: 228eb0b481 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら | 作成日時：2019年5月25日 9時
