計画40 ページ45
〜三週間後〜
アヤトくんに大嫌いと言って三週間、どうやって生きてきたかと言うと、仕事しまくって部屋から出てこなかったり、アヤトくんに話しかけなかったりした。
私は罪悪感でいっぱいになりアヤトくんに誤りに行くことにした。
だけどいつもアヤトくんがいる場所にアヤトくんはいなかった。
A「エトさん、アヤトくんは？」
エト「アヤトくんはね、高い所が好きだから屋上にいるんじゃない？」
A「ありがとうございます」
私は走って屋上に行った。
エト「いってらっしゃーい」
〜屋上〜
A「アヤトくん！」
私は走って階段を上ったためぜぇぜぇ言っていた。
文化部が走ってはいけない。
絢都「……なんだ…Aか」
アヤトくんはいつもより素っ気なかった。
A「なんだじゃないです！この間、大嫌いって言ってすいませんでした」
絢都「今でも俺のこと嫌いなんだろ。 悪いが俺はそう簡単に人や喰種を信用しない」
A「信用していなかったら私、アオギリに入っていません」
絢都「…やっぱりお前は…アオギリの樹にいる必要ないんじゃねえのか？向いてねーよ…Aは人間だから、これからいづれエトやタタラの手で拷問され、嘉納の手術によって喰種にされることになるだろう。 アオギリにいる限りはその事から逃れられない」
絢都『…Aは平和ボケした人間世界で幸せに暮らした方がいい…いや、そうしてほしい』
なんだ…私が鈍感だったんだ…アヤトくんは本当は私の事、大切に思ってくれてるんだ…
言わなきゃ…
今この気持ちを伝えなきゃ…
もう二度と会えないかも知れない…
A「私、アオギリを辞めます」
絢都「あぁ…そうしろ」
A「だけど、最後にアヤトくんに言いたい事があります」
私は涙を堪えながら、アヤトくんの手を両手で包み込んだ。
〜〜〜〜
文字数の関係で続きは次回
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作者名：エメリア | 作成日時：2018年3月4日 23時
