計画38 ページ43
今日から薬の副作用がはじまる日だ。
試しに心の中で話しかけてみよう。
聞こえる距離とかあるだろう。
A『アヤトくんおはよう』
絢都『?!なんだ?声が聞こえるぞ』
ヤバイめっちゃ聞こえる。
まるで超能力者になったみたい…
でもあるピンク髪の超能力者は普通になりたいと願っているらしい。
なんて贅沢だ。
A『Aだよ』
絢都『Aか…お前…超能力者かよ…てかお前の声が聞こえるってことは俺もそうなのか?』
A『そう…だと思う』
100%の自信はない。
絢都『……これは夢だ…もう一回寝れば元に戻る』
考え方が私と一緒!
私も現実ではありえない事が現実に起きたら一回寝る。
A『アヤトくん、これは現実なんだよ。 だから寝ないで』
絢都『うるせぇ!俺は寝る!』
〜数時間経過〜
絢都「A!」
アヤトくんは自分の部屋の扉を乱暴にあけた。
扉壊れるよ〜
A「あっ、アヤトくんおはようございます」
絢都「お前、俺が寝ている間に何してた!」
A「えっ?気分転換に推理小説を推理しながら読んでました」
どうしてそんな事を聞いたのだろう。
絢都「お前の心の声がうるせぇんだよ!」
A『ごめんなさい、全部カティアさんのせいだから』
絢都「誰だよ!」
知らないよね、だって秘密にしてたもの
そういえばカティアさんが本当に秘密にしたい事なら聞こえないって聞いた。
だからさっきのカティアさんと連絡とってあることはアヤトくんに聞こえなかったのか。
なんて便利な副作用なんだ。
カティアさんには感謝します。
〜〜〜〜
カティアさんのせいにしながらカティアさんに感謝する矛盾
今回から『』は心の中で会話しているということになります。
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作者名:エメリア | 作成日時:2018年3月4日 23時