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計画25~絢都side~ ページ29
絢都「おいA」
俺は何故か一週間仕事に出かける事をAに伝えにいった。
A「えっそうなんだ…」
Aはわかりやすく悲しい顔をした。
そんな顔すんなよ…調子狂う…
絢都「じゃあ行ってくる」
調子狂う前に行ってしまおう…そう思った。
A「…！待ってアヤトくん」
そしたらAが俺の服の裾を掴んできた。
絢都「……なんだよ早く済ませろ」
A「…生きて帰って来てください…」
絢都「はぁ？」
何言ってんだこいつ…
A「私、アヤトくんが殺されて死んじゃったら悲しいんです…」
そう言われて俺は黙ってしまった。
A「黙らないでよ…」
そんな…どうやって返事すればいいかわからないだろ…そんな事言われたの初めてなんだから……
A「黙らないでください！」
絢都「……悪い…」
A「アヤトくんがまた素直になった…」
Aは驚いた顔をした。
絢都「……ハァ…うるせぇな…んなことどーでもいいだろ…俺だってちょっとは成長するんだよ、いつまでも同じだと思うなよ………俺に失望でもしたか？」
A「失望なんかしないよ」
絢都「……嘘つけ…人間は皆そう言う」
A「嘘じゃないよ」
人間はそう言って騙した。
絢都「……あっそ…じゃあ仕事行くから」
なのに…何でかAだけ信じられる気がする。
〜〜〜〜
おや？アヤトくん？
あっお邪魔しました〜
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作者名：エメリア | 作成日時：2018年3月4日 23時
