+8．猫と先生の存在 ページ8
･
･
透明の傘を差しながらヒールを鳴らす
霧の多い今日と
湿った髪を撫でながら歩く
真っ赤な口紅の彼女は探偵社に向かう
『(雨は嫌いじゃない_______________)』
と思いながらも探偵社を目の前にする
階段を登り中へ入ると予想通りの反応
これを人は｢気まづい｣というのだろう
『相変わらず陰気……』
国木田｢おはようございます碓氷さん｣
賢治｢おっはよーございます｣
今日は全員揃っているわけでもなさそうだ
客室に案内されたその時
福沢｢久し振りかA殿｣
心に落ち着きが溢れるその声に振り向く
『福沢先生！』
今までの雰囲気と一転して
愛嬌を振るその姿に口を開けていた者もいた
福沢｢少し話でも交わそうか国木田、茶を入れてくれ｣
国木田｢判りました｣
･
･
･
福沢を見つめニコニコと微笑む彼女の様子
『視察中にお会い出来るとは思ってもおりませんでしたわ』
福沢｢うむ、そなたは立派な女性だ｣
『あら、ご冗談が過ぎますわ』
�爛縫磧辞�
と勝手に猫が入り込んだ三毛猫だ
福沢先生は耐えきれずポケットから小魚を出そうとしていた
『相変わらず福沢先生は猫がお好きなんですね』
福沢｢よく思い出す昔慕っていた…いや失敬
猫は嫌いだったか？｣
『…ええ嫌いですね』
｢A殿君は人一倍努力をしている、だが弱音を吐かないことが悪だ誰も見えないところで重い物を背負う姿は見ていて私が辛い…｣
『福沢さん私は大丈夫ですよ
意外と頑固なので私は強いですから』
と微笑んだ
『其れと、特務課で捜査している事件なのですが』
そっと写真を見せて興味深く突いていく
･
･
福沢｢と、このように死人が生き返っている目撃が相次いでいるだけではなくその前に無差別な虐殺が行われている｣
太宰｢死人を蘇らせる異能…無差別殺人｣
乱歩｢だとすれば強力な異能だ｣
福沢｢一般市民を巻き込まない為そして悪質な異能を止めなければならない之は特務課からの依頼でもある｣
『悍ましい組織を突き止めるという事よ』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 227人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
化鮎(プロフ) - 小桜さん» 読んでくださってありがとうございます🥺🥺やっぱすぐに予想着きますよね笑。お褒め頂きありがとうございます！とても嬉しいです！ (2021年11月30日 23時) (
レス) id: ca4637bf7d (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - ヤバいです……！めっちゃ泣けました。黒幕はだいたい予想ついてたけど、それ以外にも驚きの連続で、飽きることなく読めました。最高の作品をありがとうございます！ (2021年11月29日 21時) (レス) @page50 id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あゆみ
| 作成日時：2019年4月26日 19時
