+7．交響曲第一番ｰ災ｰ ページ7
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中也｢おい、乗ってけ｣
車のドアを開いて誘うかのような仕草
『私そんな簡単に誘えるような相手じゃないわよ』
中也｢別に誘ってねぇよ、どうせ仕事終わりだろ家まで送る｣
言われるがままに車に乗り込む
オープンカーと言える居心地に髪が靡く
｢久し振りだな4年ぶりか？手前が急にマフィアを抜け出して特務課に配属になった時は驚いた｣
『鴎外殿はどうなの』
｢相変わらずエリス嬢で頭いっぱいだ、まぁ時には手前の事を話していた�犖亀い砲靴討い襪里�な�瓩辰討�｣
そう、と興味の無いような口調で首を横に向ける
｢あの噂っていうか、手前男と夜な夜な遊んでるって話は｣
『どう思う』
｢どう思うってか…なんつーか｣
昔と変わって色気が増したのは確か
桜色の口紅から赤色に変わった
肌をよく出すようになった
さらに綺麗になった
男が飢えるはずだ数え切れないほど手玉入るだろう
｢卦度気ぃつけろよ男は欲が強い何しでかすか判らねぇし｣
再び赤信号に変る時
シートベルトを付けているがブレーキで
身が前に飛び出すのを阻止したのか
｢………あ悪ぃな｣
私を腕で受け止めるさり気ない仕草だが
胸に思いっきり当たった
『、。………、ま、まだまだ子供ね中也』
中也｢っるせ！！俺は忙しいんだよ、手前みたいに
経験豊富じゃねぇ｣
『経験豊富ね………』
特にそのあと会話もなく
時間は過ぎて
家の前迄着いた
｢特務課って儲かるのか？｣
立派な木の門に鬼が出そうなくらいバカでかい敷地
椿の花が零れ落ちる
『マフィア程では無いわよ、お父様の遺した家だもの……送ってありがとう一応礼を言うわ感謝しなさい』
車を降りようとした時
腕を掴まれた
『中也…私を求めるだなんて一生』
手の甲にキスを落とした
｢あの時言った言葉俺は諦めちゃいねぇよ…こんな事手前にとって朝飯前だろう……え｣
林檎飴のように頬は赤色に染った
初めてかのような可愛らしい表情で驚いていた
『っ…御機嫌よう！！』
駆け足で門の下を潜った
中也｢嘘だろ……男慣れしてんじゃねぇのかよ彼奴
何であんな泣きそうに顔赤らめて…｣
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化鮎(プロフ) - 小桜さん» 読んでくださってありがとうございます🥺🥺やっぱすぐに予想着きますよね笑。お褒め頂きありがとうございます！とても嬉しいです！ (2021年11月30日 23時) (
レス) id: ca4637bf7d (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - ヤバいです……！めっちゃ泣けました。黒幕はだいたい予想ついてたけど、それ以外にも驚きの連続で、飽きることなく読めました。最高の作品をありがとうございます！ (2021年11月29日 21時) (レス) @page50 id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あゆみ
| 作成日時：2019年4月26日 19時
