+44．虞美人草の終末 ページ46
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手を頭に回して引き寄せ甘い接吻をする
中也｢……｣
『…………待っ……見てる、皆…………』
彼女は頬を林檎飴のように赤くして動揺する
唇を離すと黒い靄が消えていく
中也｢悪くねぇ、｣
『……どう云う事…………』
空は濃青と金色に澄み澱んで
小鳥は陽の光を浴びて鳴き声を鳴らし翼を広げる
太宰は腹を痛めながら古びた小説を持ち近付く
太宰｢�犇麋�人草�甼肪爾蔽悩瓩侶詼�物語
実に自己中心的だ卦度君は開放された……
悪女を演じなくて良いのだよ｣
その言葉を聞いて力が抜いたのか地面に座りこみ
涙袋から溢れる涙を堪えるが頬に流れる
『やっと終った……のね』
太宰｢あの時唇を交わした時何も起こらなかった序でに口の中に含んだカプセルを通じて
君が誰かに踊らされているということを知った｣
中也｢……交わしたって……は？｣
『犯しな行動をすれば死ぬと脅迫された
まさか貰った口紅に死の異能が紛れ込んでいたとは予想がつかなかったわ』
太宰｢何故か口紅だけ私の異能が効かなかった、
事前に中也に小言を吹き込んだのさ、時が来れば彼女を落とせってね……いやーまさか中也だったとは｣
中也｢おい待て、つまり……え？｣
太宰｢解除方法は�狒曚た有�
私だと思ったんだけどーえー酷いよAちゃん？｣
彼女は顔を埋めいて目を泳がせる
中也｢じゃ、じゃ手前俺の事が好きだったのか？！！｣
『何よ！！だから何よ！！悪い？！好都合でしょ！だって初めてだったからどう対応すれば分からなかったのよ、寶見栄張ってたら、勝手に経験豊富だって決めつけるから手足も出せなくなるじゃない！』
中也｢…………手前 処、……じ｣
『五月蝿いお黙りなさい口を縫うわよ、』
太宰｢所でAちゃん何故踊らされていたのだい？
何か取引でもしたとか？｣
『父に会う為に……夏目漱石は最強の異能を保持するということは探すのも困難寶罪を被ってもどんな手を使っても会いたかった、我儘よねこんな事で大規模な事件を起こした。
奴は願いを叶える前に、その小説に沿った美しい死を完成させ、君自身が最強の異能力者になり物語を終わらせるのです、と。』
太宰｢では君を裏で操っていた者は誰だね？｣
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化鮎(プロフ) - 小桜さん» 読んでくださってありがとうございます🥺🥺やっぱすぐに予想着きますよね笑。お褒め頂きありがとうございます！とても嬉しいです！ (2021年11月30日 23時) (
レス) id: ca4637bf7d (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - ヤバいです……！めっちゃ泣けました。黒幕はだいたい予想ついてたけど、それ以外にも驚きの連続で、飽きることなく読めました。最高の作品をありがとうございます！ (2021年11月29日 21時) (レス) @page50 id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あゆみ
| 作成日時：2019年4月26日 19時
