+43.紅赤の惨憺たる終い ページ45
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強化形態としての汚辱
今の彼は無差別に目の前の私を殺し暴走する
身体に纏わりつく赤い模様
中也「ウア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!」
圧縮した小型のブラックホールが次々と攻撃する
それを意図も簡単に防ぐ
『………死ぬわよ中也』
不意を着いた瞬間に中也を地面に叩き落とすが
煙の中から勢いよく拳で飛ばす
『…………っ、ならば』
彼女は総ての異能を合体させ強化させる
それと共に目から血が流れ浮き出る血管
美しい取り柄の欠片もなく正しく化け物
悍ましい程の力が身を震わせる
『し、死……』
太宰「中也っ!!!!」
ふと背後に現れた彼は私の身体に触れ無効化する
彼女は太宰を吹き飛ばしたが、この瞬間を狙い
巨大のブラックホールが視線に入り
『…………ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!』
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巨大な凹の中心で仰向けとなり首を絞められていた
太宰は怪我を負った体で中也の汚辱を止める
『…………水の泡よ』
理性を取り戻した中也は血を流しながら
首を絞め弱めた
中也「…て、間掛けさせんな莫迦野郎」
『五月蝿い』
止んだ雨が小雨に再び変わる
薄明に近づいていく空
彼女は必死の足掻きで中也の腹を足で退かし殴る
中也「っくたばれ、」
彼も返すように殴る
本来の力も出ず見ていて弱々しい戦いだが
とても切ないものだった
小雨に流される涙
『な、んで……邪魔、……中也っ』
泣き叫びながら拳をぶつかり合う
然して中也の胸に一発叩くがその手を取り離さなかった彼は
中也「悔しいか?手前は惨敗だ……周りを見ろ下手に動けば死ぬ」
周りにはマフィアと探偵社そして特務課の部隊が銃口を向けていた
『………こんな敗北とした醜い姿、王冠の長に相応しくない、作り上げた私の……要が死んだ』
服も髪も泥で汚れた肌も傷だらけ
それでも彼女の赤い口紅だけは輝いていた
中也「…………A
もう諦めろもう終わりでいい
太宰の野郎が暴いた
_______________……赤い靴を脱げれる方法をだ」
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唇に接吻を落とす
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化鮎(プロフ) - 小桜さん» 読んでくださってありがとうございます🥺🥺やっぱすぐに予想着きますよね笑。お褒め頂きありがとうございます!とても嬉しいです! (2021年11月30日 23時) (レス) id: ca4637bf7d (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - ヤバいです……!めっちゃ泣けました。黒幕はだいたい予想ついてたけど、それ以外にも驚きの連続で、飽きることなく読めました。最高の作品をありがとうございます! (2021年11月29日 21時) (レス) @page50 id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あゆみ | 作成日時:2019年4月26日 19時