2:二年生 ページ2
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「なんか高専の制服見慣れないね〜、恵は中学の制服の方が似合ってるんじゃない?」
「ここにもいたんですねお世辞を知らない人間が」
『だよね先生!!カスタムできるんだからどっか変えてもらえば?』
「…そこまで似合ってないか?」
『んー...似合ってないっていうかブレザーの時がかっこよすぎたのかも』
「…そうかよ」
「いやちょっとまって、僕抜きでイチャイチャしないでよ。
…よしついた、ここが寮ね」
教室で悟先生から学校の説明を一通り受け終わり、三人で校舎見学をしにきていた
「ちなみに荷物は夕方届くって、そしたら二人で仲良く荷解きでもしてよ」
『おっけ〜まかせて』
「あ、部屋は流石に別だけど近いから大丈夫」
「いや当たり前でしょ。流石にってなんですか」
『一緒でも良かったのに…』
「俺は嫌。」
寮は正直オンボロだった
ボロいのは寮だけじゃなくて仏教校装ってる校舎全体がだけど…
まあいっか、担任悟先生で同級生に女子も入るって言うし
寮生活とか半同棲みたいじゃん???
そんなことを考えて浮かれていたとき、
「あ。次の場所で今日は最後ね」
『やった!』
「随分早帰りなんですね」
「うん…ま、その最後が一番厄介かもだけど」
「『?』」
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…
「新入生の伏黒恵くんと高橋Aちゃんでーす!」
先生に連れられてきたのは二年生教室。
「今年の一年少な。
パシリに使えねーじゃん」
「高菜」
「まあいいんじゃない?可愛がってあげようぜ」
「ぱ、パシリは良くないんじゃ…」
「は?文句あんのか」
右から禪院真希、狗巻棘、パンダ、乙骨憂太ね〜
と先生に紹介してもらったけど頭に入らない
…パンダ。しゃけ。
『ツッコミどころしかない』
「そう?あとは適当に親睦深めといてよ」
あ、この人説明する気ないな。って察してもはや考えることすらやめた
「久しぶりだな、恵」
確か真希先輩…が伏黒に話しかける
「お久しぶりです」
『まってアンタ知り合いなの…?はやく言ってよ』
「いや、知り合いっていうか親戚」
『は?禪院ってなんか有名なあれじゃないの?!』
「御三家な」
『伏黒もそれってこと?は?!』
この人自分の話しなさすぎでしょ。
そのせいで私がついていけないんだよ。
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きむだんご(プロフ) - ヨッシーさん» ありがとうございます!誤字が多くて申し訳ないです、、 (2021年2月6日 18時) (レス) id: e8672fdeaa (このIDを非表示/違反報告)
ヨッシー(プロフ) - ナナミンの名前は「健人」じゃなくて「建人」ですよ〜 (2021年2月6日 13時) (レス) id: 27fe15ebd2 (このIDを非表示/違反報告)
きむだんご(プロフ) - れいなちゃんさん» 絶対いい匂いですよね…私も着てみたいです( (2021年2月3日 18時) (レス) id: 677b4ce0aa (このIDを非表示/違反報告)
れいなちゃん - 恵が名前呼んでくれたぁ!!!えカッコよすぎません?!あのタイミングで名前呼びはズルすぎでしょっ……………恵のジャージ着れるなんて!絶対にいい匂いしてるよ…あやつは笑笑 (2021年2月3日 13時) (レス) id: a79009fc6c (このIDを非表示/違反報告)
きむだんご(プロフ) - むさん» 読んでいただけて嬉しいです!!ありがとうございます…! (2021年2月3日 2時) (レス) id: 677b4ce0aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きむだんご | 作成日時:2021年1月16日 0時