犬派なんだね伏黒くん２

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先輩達と仲良くなるのは想像以上に早かった





『棘センパイは呪言師…？なんですね、

だから語彙がおにぎりの具…』



「ツナマヨ」



「まー慣れれば言ってること大体わかるようになるぜ」



『ほんとですか？！じゃあいっぱい話したいな！』




「しゃけ！」




『あーーーかわいいーー』




笑顔の棘センパイを見て、撃たれたように胸を押さえてると伏黒に不審な目で見られる

いや別に取って食ったりしないわ失礼な。




「Aはなんの術式使うんだ？」



『あ、私ですか？

まだイマイチ術式とかよく分かってないんですけど…』



「…まだって？」




『つい最近まで普通の女子として生きてたので』



あの時伏黒に声かけてなかったら一生普通に暮らしてくはずだったんだよな。


あ、恨んでる訳じゃないよ

むしろ感謝してるかな




「じゃあ僕と一緒なんだね」




そう言ったのは憂太センパイだった



「私や棘は生まれた家が代々そういう家系だったけどこいつは一年で編入してきたばっかだしな。

…まあAとはまた違うと思うけど」



「えっそうかな…？」



「お前特級だし呪われてたじゃねーか」



『特級？！憂太センパイが？！意外！！』



「…そっか、意外か…」


「ほらほら早くも舐められてんぞ憂太〜〜」


「高菜〜」



『だって見えないじゃないですか！！』



「馬鹿、お前先輩に失礼だぞ」


『いやだってだってー、』


「いじめられる側みたいな顔してるもんな！」


『ですよね？！』



「あはは…」





苦笑いするセンパイ。正直言う、めっちゃイケメン。






「高橋、そろそろ帰るぞ」



『えーーもう？』



「荷物届いたって…五条先生が」



『そっか…じゃあまた明日ですね！！』




おう、うん！、しゃけ と三人に手を振られる




「……俺にはツッコまないのね？」



『パンダ先輩については考えない方がいい気がして』



「そんなこという？俺泣いちゃうよ？」







一匹のセンパイについてはもう少し呪術に詳しくなってから聞こうかな。






今は聞いても多分理解できなそうだし




…え？めんどくさいだけじゃないから！！








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