【ハイキュー！！】最強のチーム

八話 ページ20

藍｢くおおおおおおおおおおお｣←

川｢いだだだだだだだだだだだ｣←

藍｢こいつ体かてええええええええええええ｣←


天｢とうっ！やぁ！はあ！｣

山｢ちょっ……！天弓！背中でジャンプすんな！｣

天｢もう軽すぎて意味ないなんて言わせない！｣


冒頭の会話でお分かりだろうか

まだまだストレッチは続いている

藍音は、川西さんとのストレッチに少々苦戦しているようだ

天弓は、自分の値からでは山形さんのストレッチにならないと言われたのが悔しかったのか、彼の背中の上でジャンプをし、少しでも負荷をかけようとしている

……うちの天弓がすみません

てか、危ないですよ！踏み外して怪我でもしたらどうするんですか！

あ、帆歌先輩が止めに入った


かくいう私は、昔から鬼のようなストレッチに付き合ったおかげで、どこの体操選手かよってくらいに体が柔らかくなった我が従兄弟の背中に(足を組んで)座り、回りを眺めている

現在、私の視線のターゲットは、意中の相手に背中を押されている状況が呑み込めず、90度から動けていない

流石の牛島さんも困り果てていて、声をかけようかかけまいかまよっている様子だ


みかさあああああああああんんんん！！！

正気に戻って！！好感度が下がる！！

ええい！ここはあれでいくしかない！


『あお！今すぐ作戦立案第一内,トラップNo.5の実行を要請します！！』

碧｢了解しやした！指令！｣


私の指令で碧音が動き出す

ストレッチなんて早く終わらせてボールさわろうぜ精神の彼女は、昔から短時間でできる体の解し方を研究し、つい最近その根源はにたどり着いたので、準備運動がいつも早い

暇をもて余していた彼女を、二人のもとへ向かわせ、トラップをしかける

否、トラップではない。牛島の助け船だ


碧｢やっばーい！タオルもうベタベタだー！交換してこよー((ﾄﾞﾝｯ あー牛島ごめんなー！｣

牛｢？！｣


碧に(が)ぶつかったことにより、牛島さんはバランスを崩して前に倒れる


望｢……うわっ！｣


そうすると必然的にどうなるか、お分かりだろうか


牛｢………………っ！！｣

望｢………へ？！ちょっ…牛島さん！？｣


当然、牛島さんの手は望佳さんの腹回りにがっしり固定され、背中に抱きついたような形になり、望佳さんは、急に背中にあてられた暖かい体温の面積が広くなったことに驚き、一気に凍結状態から解放されて(完全に溶けたのは、首だけだけど)どう見ても公の場でイチャついてるカップルにしか見えなくなった

終わり ログインすれば
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