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中也さんは先刻から私の機嫌を直そうと頑張っている。
そんな姿が面白くて、不機嫌な"フリ"をする。
「中也さん嫌い。」
「待て、其れは待て。そんなん俺死ぬ。」
「嫌いは嘘ー。」
それを聞くと、善かった、と安堵の溜息を吐いた。
振り回される中也さんも面白い。
「なァ、名前。先刻からマジで如何した？」
「べっつにー。」
鞄から携帯を取り出し弄る。
中也さんは未だ困惑気味だ。
携帯越しに彼を見る。当の本人は如何したものかと、頭を抱えていた。
ふと、彼の目が私の飲んでいた杯に行った。
「此れ、名前が頼んだのか？」
「うん。でも、適当に頼んだから善く判んない。」
一寸貰うぞ、と中也さんが杯に口を付けた。あ、間接接吻、と云うと彼は口に含んだ物を吹き掛けた。
「おまっ、急にそういう事を云うンじゃねェ！つか此れ、酒だぞ?!」
中也さん曰く、私が頼んだのは"グランマルニエ"と云うアルコール度数四十度のお酒なのだとか。
「へー。」
「へーじゃねェわ！名前酔ってンだろ！」
「そんな事無いよー。頭がふわふわするだけー。」
「それを酔ってるっつーんだよ！」
「あっそー。」
「名前が冷てェ……」
項垂れる中也さん。之また面白くて、ケラケラ嗤った。
「名前、今後酒は飲むな。」
「無理でしょー。任務とかで飲まなくちゃいけない時が有るだろうし。」
「首領にも相談する。(酔うとこんなん成るとか……身が持たねェ。)」
「絶対厭。お酒飲みたい。」
向かいに座る中也さんの隣に腰掛け、彼の膝に頭を乗せた。
「駄目って云っても飲むー。」
云い乍ら、腰に腕を回して抱き締めた。
「駄目だ。」
「中也さん嫌い。」
ふん、と頭を反対側に捻った。だが、直ぐ様中也さんに元の向きに戻され、接吻されそうに成った。
接吻されそうに成ったのを、寸での処で阻止した。
「駄目ー。」
お酒を飲んだ私は少し意地悪なのかもしれない。
∞----------------------∞----------------------∞
はい、九つ目終了で御座います！
ヲタク様から、夢主ちゃんが誤って飲酒して中也をイジメるでした！
ごめんよ、ヲタ。イジメてるの部類に入るかよく分からない感じのを書いちゃったよ…
ヲタク様、リクエスト有難う御座いました!!┏○┓
何か御座いましたら、コメントまで！↓↓↓
番外編 。。？杏？様 リクエスト→←番外編 。。ヲタク様 リクエスト
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バンビ(プロフ) - ぬうさん» いえいえ！ (2017年4月5日 17時) (
レス) id: fcb4695207 (このIDを非表示/違反報告)
ぬう - ありがとうございます！ (2017年4月5日 16時) (レス) id: 16fdde5e77 (このIDを非表示/違反報告)
バンビ(プロフ) - ぬうさん» 矢印を押してからアルファベットを打ったら出来ると思います！ (2017年4月5日 14時) (レス) id: fcb4695207 (このIDを非表示/違反報告)
ぬう - あの、パスワード認証の大文字の打ち方がわかりません。どうするんですか？ (2017年4月5日 14時) (レス) id: 16fdde5e77 (このIDを非表示/違反報告)
バンビ(プロフ) - アオアオさん» コメントありがとうございます!!祝いの言葉まで！次も頑張って書きます！ (2017年2月15日 21時) (レス) id: fcb4695207 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：バンビ | 作成日時：2017年1月31日 21時
