最高かよ。ごじゅーろく ページ38
夢主side
私達は無事にナオミちゃん達を避難地まで送り届けた。
『ナオミちゃん、くれぐれも自ら危険に飛び込まないように!』
ナ「ええ、判っています
…どうかご無事で」
『…ふふ、ありがと』
私はそう云って帰りの電車に乗った。
ーーーーーーーーーーー
帰ってきた私と敦くんはとある建物の中へ入った。
そして目的の部屋に着き、ドアノブを捻って扉を開いた。
そして紅く艶がある髪の和風な女性はゆっくりと此方へ向いた。
紅「…おや
珍しいの、童等。そなた等二人かえ」
『あはは、こんにちは
これ、良ければ』
私は行き着けの和菓子店で買った苺大福が入った袋を差し出す。
紅「頂いておくかのう」
紅葉さんは微笑んで受けとる。
敦くんは黙って扉を閉めた。
紅「…で?何用じゃ?私を消しに来たか?」
紅葉さんは鋭い眼光になる。
『いえ、太宰さんを待ってまして
時間が有りましたので寄ろうかなと』
紅「…おや、良いのか?太宰の所に行かなくても」
敦「…太宰さんは交渉に向かった
___政府の代理人と」
紅「……成程のう、異能特務課か
確かに味方とすれば探偵社最大の切り札となるじゃろうな」
紅葉さんは5つある苺大福の中の1つずつを私達に渡した。
『あ、有難うございます』
私の好物は苺大福の為、頬が緩むのを感じた。
敦「…まるで他人事だな、マフィアの幹部なんだろ?」
紅「…そうさなあ
______今直ぐお主等を斬り殺し、首領へ今の話を報告に参じるべきかのう」
紅葉さんは金色夜又を出した。
敦「!?」
紅「…と云いたいが太宰にそれは禁じられておるしの」
紅葉さんは金色夜又をふっと消す。
敦「…太宰さんは貴女に何をしたんだ?」
紅「それは……」
途端に紅葉さんが顔を赤らめる。
紅「とても云えぬ」
紅「何しろもう奴の言葉にはもう二度と逆らえぬ体にされてしもうたからのう…」
敦くんは顔をかー…と赤くする。
『それってつまり…性的ごうも』
紅「冗談じゃ」
敦くんは盛大にずっこけた。ナイスリアスションだ敦くん。ブラボー。((
紅「取引しただけじゃ、行方不明の鏡花を見付け出し救うならば
私はそれを大人しく待つ との」
敦「…取引?」
紅「…この戦争で鏡花はじき大勢を殺す」
敦くんは目を見開く。
紅「そうなれば二度とあの子の望む[日の当たる世界]では生きられぬ
…童等
___鏡花を頼んだ」
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柳月俐蓮(プロフ) - いい遅れましたがすごく面白いです (2023年3月5日 22時) (レス) id: ad2e4ffd8d (このIDを非表示/違反報告)
柳月俐蓮(プロフ) - リクエストで織田作やジイドだけでも良いので死者と全キャラ達が文ストワンのお花見みたくゆるく平和に楽しく過ごしてるところと交換留学生のように別組織に一時派遣を各組織してのやり取りがみたいです。お願いします (2023年3月5日 22時) (レス) @page8 id: ad2e4ffd8d (このIDを非表示/違反報告)
hikage(プロフ) - リクエストでポートマフィアと探偵社のお茶会お願いします。 (2023年2月19日 21時) (レス) @page13 id: 7b939c23ea (このIDを非表示/違反報告)
はなね - ありがとうございます! (2022年7月4日 22時) (レス) @page48 id: 14c492ea3a (このIDを非表示/違反報告)
めろ。(プロフ) - はなねさん» リクエスト承りました!確実に夢主ちゃん無双ですね…w運動会、是非とも書かせて頂きます! (2022年6月21日 22時) (レス) id: 8e324f8e54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めろ。 | 作成日時:2022年5月25日 22時