6 ページ9
司side
そんなこんなで寮に連れて来られたが……
ユウ「これは……」
『趣がありすぎるな』
クロウリー「そうでしょう、そうでしょう。さあ中へどうぞ。ここであれば取り敢えず雨風は凌げるはずです」
それはそうだが…埃まみれだなァ…
クロウリー「私は調べ物に戻りますので適当に過ごしていてください。学園内はウロウロしないように!では!」
学園長行ったか…ハァ…座るにしてもまずは掃除だなァ
ユウ「真っ白な埃が雪景色みた〜い…あ!あ、あの」
『んぁ?』
ユウ「え、えと、改めまして、ユウです。よろしくお願いします」
『あァ、よろしく。俺は空風 司。同い年だろ?敬語かくしてくれよ。勿論、呼び捨てで』
ユウ「え、で、でも…その…ポートマフィアの幹部様にタメ口なんて…ましてや、呼び捨てなんてっ」
『お前、なんで俺がポートマフィアの幹部だって事知ってるんだ…』
ユウ「ひっ」
自分でも思った以上に低い声が出た。けどまァ、仕方ないか。一般人は知る筈のない事だもんなァ
ユウ「え、えと、あの、実は___」
『なるほどなァ…俺の世界はユウの所では、2次元の…つまりは誰かによって作られた話の世界だと…』
ユウは小さく頷いた。確かに俺と中也と太宰しか知らない作戦コードの内容も把握していたし
そして俺はその〈文豪ストレイドッグス〉っつー作品の1人でユウの最推し?らしい
『分かった!お前のその話信じるぜ。お互い異世界人同士、異世界で上手くやろうや』
ユウ「っはい!じゃなくて、うん!よろしく!えっと、つ、司!」
『おう!』
俺らが握手をした時、綺麗な空が見えるのかと思ったら…
ザーーーーッ
ユウ「雨が降ってきたね……」
『普通こういう時って晴れるだろ…』
?「ぎぇー!急にひでぇ雨だゾ!」
誰だよって…さっき追い出されてた狸!!
じゃねーや、あーっと…そう!グリム!!
グリム「ぎゃっはっは!コウモリが水鉄砲くらったみたいな間抜けな顔してるんだゾ!
オレ様に手にかかればもう1度学校に忍び込むことくらいチョロいチョロい
ちょっと外に放り出したくらいで、オレ様が入学を諦めると思ったら大間違いなんだゾ!」
112人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
るい - わわ!すげぇ面白いですね!!俺も別垢で小説描いてるんですよ‥でも最近更新停止してて、こんなにたくさん物語を書いていて尊敬です!頑張ってください! (2021年8月18日 5時) (レス) id: d5b7ff9b70 (このIDを非表示/違反報告)
Me〇ra - うわ〜!めっちゃ好きです。応援してます!頑張ってください! (2020年7月11日 19時) (レス) id: 1b527df184 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 瞬間移動! (2020年6月9日 1時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:シトネット | 作成日時:2020年6月7日 17時