気になる音色 ページ35
「ふっふーん⋯ん⋯⋯？」
飴の袋を抱え上機嫌に鼻歌を歌いながら廊下を歩いていれば、Tomの部屋から何やら楽器の音が聞こえてきた。つい気になって足を止めちょっとだけ聞き耳をたててみることにした。
(なんだろ⋯気になる⋯⋯)
不規則になる音に好奇心をそそられてしまう、ちょっとだけなら覗いてもバレないかな⋯⋯
私は好奇心に負けて部屋のドアをちょっとだけ開けてチラ見をしてみた。
「もう少しか⋯」
ドアの隙間から見えるTomは見たことないくらい優しい表情をしながらベースを触っていた。
(あんな顔するんだ⋯)
ってなんか失礼なこと考えちゃった
しばらく彼の奏でるベースの音に耳を傾けていれば、視線に気がつかれてしまったのかTomと目があった。
「あっ⋯きゃっ⋯！」
驚いた表情のままドアを開けられては、支えをなくし部屋の中に倒れるように入ってしまった。
「お前いつから見てた！？」
「数分くらい前からかな」
「そ、そうか⋯」
どこか恥ずかしそうにしながらなにかを呟いているけど聞き取れない、覗かれてたんだし嫌な気分にさせちゃったかな⋯
「まぁいいや、ほら立てよ」
ずっと倒れたままでいた私にそっと手を差し出してくれる。私はその手を迷わず掴み立ち上がった
「ありがと！」
「気にすんな、それよりなんか用か？」
「いやそうゆうわけじゃないんだけど⋯楽器の音してたから気になっちゃって」
「なら覗き見じゃなくて声かけろよ」
「邪魔しちゃ悪いかなーって思って」
「別にお前だったら気にしねぇよ」
「そっか…よかった……で、何してたの？」
「ちょっとスーザンを触ってやってたんだよ」
「スーザン…？」
スーザン…女の人？でも他の人がいる気配もないし…
なんて考え込んでるとTomの小さく笑う声が聞こえた。様子をチラリと確認するとニヤニヤとした表情を浮かべている彼が視界に入った
「女だと思ったか？」
「なんで分かったの！？」
「顔に書いてあった」
「うっそ…」
「まじ、スーザン見せてやるから入れよ」
「やった」
「ほら来いよ」
「わっ…」
Tomに少し強引に腕を引かれながら部屋に招き折れられたのだった。
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ベンザチャン(プロフ) - まって超好き(唐突)更新頑張って下さい！！ (2022年10月25日 18時) (
レス) @page36 id: 05631b7c6e (このIDを非表示/違反報告)
テレンス - ｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧMattかわいいっっ！！みんな可愛くてめっちゃ尊いです！！無理しない程度に頑張ってください！ (2022年6月15日 21時) (レス) @page34 id: 975a7d9699 (このIDを非表示/違反報告)
シウ - 尊死出来るくらい好きです!頑張ってください!!(死)Tom「EDD死体処理頼む」 (2022年4月12日 21時) (レス) @page23 id: 03c73ccc8d (このIDを非表示/違反報告)
咲良 - 好きすぎて...死にそう...ｸﾞﾊｯ!!!(吐血) (2022年4月11日 0時) (レス) id: 50cdd463fa (このIDを非表示/違反報告)
推ししかたん！(プロフ) - めっちゃくちゃすき！です！("⌒∇⌒") (2022年3月19日 23時) (レス) id: f0663d447c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：卯DON | 作成日時：2022年3月14日 3時
