吸血鬼と子猫 ページ5
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時刻は22時。朔間は水分を摂ろうと共有ルームに来たら明かりが1つ付いていた
付いている方へ向かってみると、ソファで寝ているAの姿
『これは…無防備にかわゆい寝顔を晒しよって、吸血鬼に襲われてもしらんぞい?』
そう言い、顔にかかっている髪を耳に掛け顔を撫でた
『仕事から帰ってきてそのまま寝てしまったんじゃな。』
しばらく髪や指を弄り、寝顔を眺めていると
「零…?おはよう…」
『まだ夜じゃけどな。こんな所で寝とると吸血鬼にガブっとされてしまうぞい』
「私の血は美味しくありませんよ〜ふふ。トマトジュース持ってきてあげる」
そう言いトマトジュースを持ってきてくれた彼女はとても優しい
『ありがとう。して、2人きりは久しぶりじゃのう?』
「そう?いつも零部屋に遊びにくるじゃん」
『そうじゃけど、こうしてゆっくり出来るのは久しぶりじゃろうて、我輩卒業してから海外に行く事も多くなったしAと毎日一緒におれんくて寂しいんじゃよ〜
わんこが羨ましいぞい…』
「ほんとに寂しがりやさんだね。ぎゅーする?」
『うむ。』
『あぁ、ほんとに幸せじゃ。ずっとこのままが良いのう。』
「明日は朝仕事じゃないの?」
『明日はoffの日じゃよ。Aもじゃろ?久しぶりに一緒にどうじゃ?』
「うん。もう眠いからいいよ。」
『では我輩が運んでやろう。』
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作者名:ワンタン | 作成日時:2022年1月29日 4時