【あんスタ】甘え上手の彼女は愛される (ページ32)

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『時計の針が牙のように〜〜〜♪♪♪』

先程と同じ様に歌い出せば、大神は驚いたものの、一瞬で目付きを変えそれに乗るように歌い出した

今度は近くにあったドラムに座り彼女のギターに合わせる様に演奏していく

そしてまた曲が終われば大神は飛びつくように彼女の両肩を掴んだ

｢お前がこんなロックな演奏出来るなんて知らなかったぜ！！何で教えてくれなかったんだよ！
こんなに上手いのに何で、軽音部にもバンドBBにもいねぇんだ？｣

｢本当はね？弾ける事知ってる零にも何回も誘われたんだよ
でもその前に紅茶部入っちゃってたし、掛け持ちとか面倒くさいから断わっちゃたんだ〜｣

｢んだよ、勿体ねぇな
でもよ3回目とは思えない程上手かったぜ？何か習ってたんか？｣

『零が余りに執拗いから2回程体験入部した時にちょこっと教えて貰っただけだよ？』

｢ちょこっとであんな演奏できるんか…恐ろしいな…
あ、ならよ！ライブハウスに今度来いよ！そこでギター弾いたら良い！絶対勿体ないって！｣

『ん〜、それは遠慮しておこうかな？
別に隠してる訳じゃないけど、知ってるのは零と晃牙だけだし…

3人だけの秘密ね♪』

そう言って大神の顔覗き込み口に人差し指を当てながら微笑む彼女は、窓から見える夕日と相まってとても色っぽかった

｢そ、そういう事なら仕方ねぇ〜な……

その変わり！俺様しか居ない時は一緒にギター弾こうぜ！約束だからな！｣

『うん、約束♪』

｢んじゃ、あと数曲やっか！｣

『え〜もう指疲れちゃったよ…』

｢Aは指がほっせぇからな、豆でも出来たら大変だから今日はこれで勘弁してやる｣

『なら、ギターじゃなくてドラム叩こうかな』

｢お前ドラムまで出来んのか！？｣

ドラムまで出来る彼女の才能に驚かされながらも、時間ギリギリまで2人で楽しく演奏をし合った

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育児大作戦は書いて納得行かなく、話の終わりも見えそうに無かったので消去させていただきました >