3話 ページ4
【真姫視点】
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_______っで、なんだかんだ言ってこうしてるわけだけど…
あの人……Aはいつも私をからかってくる。
それでもその全てが本心だから、さらに反応しづらいのである。
そう考えている今もAにまたからかわれている…
「………ねぇ、近いんだけど…」
「そうかな…?真姫が意識しすぎてるだけだよ」
「……密着してる状態なのに…?」
そう、今私はAと密着状態にある。
……後ろから抱きつかれているのだ。
所謂、あすなろ抱き状態だ。
もっと言えば肩にAの顎が乗せられているため、
Aが話すと耳元に息がかかってくすぐったい。
…………絶対に分かっててやってるでしょ…
「…ふぅ〜」
「ひゃあっ!!な、ななななにするのよっ!///」
何を思ったのかAがいきなり息を吹き掛けてきた。
ほ、ほんと、い、いいいきなりなんなのよっ!///
「あれ?もしかして真姫って……
……耳、弱かったり、する?」
「〜〜〜〜ッッ!!////」
わ、分かってて言ってるでしょ!!///
い、意味わかんないっ!///
「…僕………真姫のこと好きかも…」ボソッ
は、は、はぁあああああああ!!!?////
な、ななな、なんでそうなったのよ!?///
い、いきなりなんなの!!?/////
「だって、真姫を弄るの凄く癖になる…」
私のことを抱き締める腕をさらに強めて、
さらっと爆弾を落とした。
はっ?
私を弄るのが癖に、、なる?
「僕が真姫を弄ったときに真姫が可愛い反応をするのが好き…
真姫が照れて顔を真っ赤にさせてる姿が好き…
こんな気持ち、真姫だけなんだ…っ」
な、ななな、なな、ななななんなのよ!!この空気は!///
な、なんで告白してるみたいになってるのよっ!!///
それに弄るのが好きって、い、意味わかんないんだけど!///
そ、それがどうして、私のことが好きってことに繋がるのよっ!////
私が顔を真っ赤にして混乱していると、
そんな姿を見たAがクスッと笑った。
なによ…
こうなってるの貴方のせいなんだからね!
「…可愛いなぁ」
………………私はまたAにからかわれたらしい…
本当に勘弁してほしいところだ…
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