関西弁少年と博多弁少女【あほの坂田】part2

63話 ページ19

うらたぬきside




血のついた凶器を拾い上げ、あいつの所に近づく



浦「お前さぁ」



凶器を緑の顔に近づけ低い声で言う




浦「人、殺したことあんの？」



緑の顔が恐怖に染まる。正気になったようだ


浦「何ビビってんの？お前が使ってた凶器だろ。ほら。これで腹ぶっ刺さしたんだろ？」

緑「あ…私は…」

浦「いいよ。同じ痛みを分からせてあげようか？そっちの方が自分が何したか分かるだろ」


そう言ってどんどん凶器を近づける


緑「い、いや！来ないで！悪かった！私が悪かったわよぉ！！」


泣き崩れる緑


ま「う、うらたさん…」

浦「ばーか。ジョークだよ。ジョーク」




横目で坂田の方を見る。放心状態だ。





浦「おーい。坂田くーん？」

坂田「…うらさん、たまには頼りになるね…」

浦「いつもだろ。早くAの所行ってやりなよ」

坂田「うん…」

ま「あ、病院一緒に行こうか？」

浦「いいよ。まふ。1人で行けるだろ」




坂田は急いで教室を出ていった









浦「…さて、あんたも行かなきゃいけないとこがあるからさ、行きなよ」

緑「…OK…Sorry…」

浦「謝るのは俺じゃなくてAな」









俺は席に座りスマホを取り出しイヤホンを耳に付けた


あ、盗聴じゃないから


音楽が聴きたくてさ





気持ちが落ち着くようなバラート系が

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