関西弁少年と博多弁少女【あほの坂田】part2

56話 ページ12

坂田side




浦「さぁ！合唱コンクール当日です！歌っているところを1回も見ていませんが、皆さん準備はよろしいですか？！」




坂田「何でうらさんが司会なん」

96「ちょっと、A…緊張しすぎじゃね？」

貴「口パクするね…」



96猫が心配そうにAの顔をのぞき込む




浦「はい！坂田達のクラスです！どうぞ！」

坂田「俺の名前を出すな」



見覚えのある長いツインテールが俺の前を通った


緑「A！cuteな歌声楽しみにしてるね！」

貴「う、うん。緑ちゃんも頑張ろ…」

緑「いえーい！盛り上がってきたねー！」



あっ。これもう口パク出来へんな


96「緑、A音痴やから口パクでええ？」

緑「え？音痴なの？なおさら皆の前で歌わないと！歌の練習だと思って！！」



善意なのか、嫌がらせのつもりで言ったのか緑は満面の笑みでそう言った




浦「曲流しマース。まふー」

ま「はーい」


司会進行のしくみどうなっとんの？


〜♪



貴「…頑張らんと…すぅ」

坂田「…」

貴「え、さかたん？何やって…」





お前のその歌声を聞きたくないだけや


深い意味はないんやからな


貴「！！」

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