いや、陰陽師の才能ないんで 4【ぬらりひょんの孫】

第178話〈御門院VS妖怪〉 ページ33

まだまだゆらside




私の髪をくしゃっと撫で「ま、いいけどよ……」という奴良くんの後ろには。




獺「そいつぁ、誰だい？」

玉「人間の娘？見たことあるような…」

リ「こいつぁー俺のダチだ。そんでもってAの妹。なぁ、ゆら」

ゆ「よ、妖怪の仲間にすな！！こいつら誰や！い、一体どーなっとるんや！？」

獺「おうおう、さすがあの嬢ちゃんの妹。強気だねぇー」

玉「………似てないな」




な、なんやこいつら。Aと知り合いなんか…？またか……！あんっのバカ姉は！！！！



土蜘蛛のお兄ちゃんが奴良くんたちを新たな敵か…？と見ている。

それは違うで！と首を振ろうとすれば、奴良くんは私の1歩前に出た。




リ「俺は関東妖怪総元締奴良組三代目、奴良リクオ。熊襲の妖怪達よ…この出入り、俺が預かるぜ」

「ワシらは千年前には…清浄を耐え切った猛者の集まりだ…手は借りん！この里は…ワシらが守る！！」

リ「それならそれでいいんだ。だが、ここから先、安倍晴明を倒すため…そして良き闇夜のため、逆に俺があんたらの手を借りたい。だからこそ…ここは絶対生き延びてもらうからな！九州の猛者さんよ！」

水「あん？晴明様を倒す…？」




奴良くんの仲間？らしきやつらが3人の御門院を囲む。




長「私の名は長親(ながちか)。君は？」

玉「…玉章だ。隠神刑部玉章…四国八十八鬼夜行の主」

長「そうか、場所を変えよう」




第11代目当主 御門院長親

対

四国八十八鬼夜行組長 隠神刑部玉章




有「私の相手はお前か」

獺「お〜〜おっさん鳥使いかい？」

有「御門院10代目有弘(ありひろ)！！妖怪退治は…もう始まっているのだ！！」

獺「久々に…やるか〜」




第10代目当主 御門院有弘

対

酒呑愚連隊 獺祭




水「フン、残ったのはてめーか。晴明様を倒すって？大きく出やがって…まぁ最初が俺で運が良かったなぁ」




……？

あいつは、何を言って、




水「なぜならよ！俺を倒したら御門院はもう全員倒したようなもんだ！俺が1番強ぇえんだからな…」




第9代目当主 御門院水蛭子

対

関東妖怪総元締 奴良組三代目組長 奴良リクオ

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