16話~届いて着いた助け~ ページ17
ユサ…
「て………き…て!!」
「お……てくだ……い!!」
ユサユサッ
誰……だろ、声が遠い…分からない
「きて……お、て!!!………起きて!!」
「起きて下さい!大丈夫ですか!?」
貴女「ッハ!!!………あれ、私……あれ??人がいる」
誰かの声が聞こえて咄嗟に体を起き上がらせ、思い切りボンヤリとする目を擦り辺りを見回す
すると私の隣には心配そうな顔をする藍色の装束を身に纏う男性と、凄く身に覚えのある可愛い顔が泣きそうな表情でこちらを見てるのに気づいた
………さっきまで、誰も居なかったのに…
貴女「………乱太郎君」
乱太郎「!良かった……大丈夫ですか?ここで倒れてるように寝てたんですよ?」
貴女「…うん………乱太郎君…君……」
乱太郎「………驚かせてごめんなさい、でももう大丈夫ですよ!
私達がAさんを助けに来ました!!」
まだ幼いのに、豆が沢山できる小さな手で私の手を包み安心させるような笑顔を向ける乱太郎君
そっか……そうだったんだ…乱太郎君、君が来てくれたんだ…
貴女「……知ってる顔が見れて酷く安心出来たよ、ありがとう乱太郎君」
乱太郎「!えへへ〜……」
貴女「所で、その人は……?」
藍色の装束を着た、ふわふわだけど手触りが良さそうな長い髪の毛に長いまつ毛が特徴的な男性
何気にそこに居るからどう触れようかずっと悩んでたけど
乱太郎「この方は私の先輩です、五年い組の久々知兵助先輩!!
この村に出動されたメンバーのうち一人、と言うか私合わせて一組です!」
久々知「久々知兵助です、学園長からの突然のご命令で招集されてここに来たんですが
まさか村の中に一人しかいなくて、その一人が倒れるように寝ていたなんて思いもしませんでしたよ!もう大丈夫ですか?」
貴女「あ、えと……はい、ありがとうございます
……学園長?」
乱太郎「大川平次渦正学園長、私たちの通う忍術学園の学園長です!学園長はAさんの出したお手紙を読んで
態々数組をここに向かわせてくれたんです!」
貴女「…………そ……か…」
17話~次から次へと新情報~→←15話~どうかこの文よ届け~
150人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ラピ(プロフ) - 元薺(サイ)だった者さん» 返信ありがとうございます!今後も楽しんで読ませて頂きます (5月5日 10時) (レス) id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
元薺(サイ)だった者(プロフ) - ラピさん» おっと早速カプの組み合わせに選択が…!コメントありがとうございます!ぜひ今後とも楽しんで読んでいって下さい! (5月5日 1時) (レス) id: 5a1541447c (このIDを非表示/違反報告)
元薺(サイ)だった者(プロフ) - 加茂&夏油の嫁さん» わぁコメント!ありがとうございます!!少し遅くなると思いますが頑張りますね!! (5月5日 1時) (レス) @page30 id: 5a1541447c (このIDを非表示/違反報告)
ラピ(プロフ) - 小平太と夢主ちゃん楽しそうだな〜(遠い目)土井先生と夢主、勘ちゃんと夢主のカプありですね (5月4日 22時) (レス) @page33 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
加茂&夏油の嫁(プロフ) - 神作者様…めちゃくちゃ面白いです!更新頑張ってください! (2023年4月27日 2時) (レス) @page12 id: ef07d69be6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:元薺(サイ)だった者 | 作成日時:2023年4月26日 22時