古塔の支配者

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⋯⋯駄目だ、このままじゃ、駄目なんだ⋯。

心を確かに持って、大丈夫。僕なら笑えるだろう？

ほら、笑顔は大切なものなんだ。

だから⋯⋯僕のモノを奪わないで。

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ラギー「レオナさーん。手紙ッスよ」

レオナ「手紙だァ？」

拝啓レオナ・キングスカラー様

　お話が有ります故今日の午後、伺います。

ラギー「相手は分かんないッス。
匂いはしなかったし若しかしたら刺客なんじゃ⋯⋯」

レオナ「いや、違う」

レオナはそう言い手紙の入った封筒を逆さにした。

そこには常に(名前)が大切に育てていた金の花がぱらりと数枚落ちてきた。

ラギー「それって⋯⋯」

レオナ「チッ⋯回りくどい事をしやがる。
誰の差し金だか知らねぇがいいぜ。受けてやるよ」

レオナは自身のユニーク魔法でそれを砂に変えた。

ただその黄金の花だけは残して。執筆状態：完結