88話 ページ6
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七海「あ、始める前にちょっといいかな？
…クローズドサークル系の推理ゲームとかだと、ここで現場を見張る人とか決めておくんだけど…私達はどうしよっか？」
西園寺「そっか、犯人に証拠隠滅とかされたらたいへんだもんね。」
なるほど…証拠隠滅されたらクロを探し出すことが困難になるからな…
罪木「しょ、証拠隠滅…？」
澪田「守るならピッタリな体格の人がいるっす！ほら、この人！」
澪田はそう言いながら弐大に両手で指を指した。
弐大「…う…うおおおおおおおおおおおおおおっ！！」
「な、なんだ？どうしたんた？」
左右田「あいつ…見た目の割に繊細なハートを持ってたんだな…」
「…そ、そういう事なのか？」
多分、我慢できなくなったんだろうな…
小泉「あのさ…現場にはアタシが残るよ…
死体を調べられる自信なんてないし…
頭がいい訳でもないから…
せめて、十神の傍にいてあげるよ。
それが見張りって事でいいんでしょ？」
罪木「こ、小泉さぁん…
…あ、あの…あのっ！
わ、私も頑張りますぅ！足を引っ張らないように…精一杯やりますぅ！
す、少しなら検死だってできますし…
医療に携わる人間の務めとしてやらせてくださぁい。」
七海「罪木さんも残る…って事でいいのかな？」
澪田「で、具体的にはこれから何をすればいいんすか？唯吹にはサッパリっす！」
狛枝「当たり前だけどボクらは素人だ。
砂浜の砂粒を1つずつ観察して、その中から手掛かりを探し出そうとしても仕方ない。
そんな方法が可能なのは警察だけ…
ボクら素人には不可能だよ。
だから…まずは直感を大事にしよう。
そこから証明していくんだよ。
十神クンを殺した犯人なんていないって事をね。」
モノミ「だけど…仲間の死を調べるなんて残酷でちゅね…」
罪木「でも…やるしかないんですもんね？
断ったりとか…できないんですもんね？」
花村「ぼ、ぼくは信じてないよ…
十神君が死んだなんて…そんな信じてないけど…
…わ、わかったよ…やればいいんだろ…」
ソニア「そうするしか…
全員で生き残る道はないのですものね。」
小泉「こんなのが…アタシ達が生き残る為の唯一の方法なんて…」
犯人を捜し出す事…
それが俺達が生き残る為の唯一の希望…
こんなのが…希望…？
「…それでも…やるしかないんだよな。」
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雪猫(プロフ) - ヨミエルさん» ありがとうございます！私情で更新ができなくてすみません、できるようになったらまた更新しますので、その時までお待ちください；；；； (2021年3月14日 18時) (
レス) id: 044c7ba7ac (このIDを非表示/違反報告)
ヨミエル(プロフ) - イチコメ失礼しま〜す！この作品、凄く面白いです！無理せず、更新頑張ってください！ (2020年6月21日 9時) (レス) id: 0e24ec4023 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪猫 | 作成日時：2019年6月11日 10時
