6話 ページ8
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澪田さんのテンションについていけないと思った私は自己紹介を早く終らせて飴ちゃんがあるところへ向かった。
「おぉ…!ほんとにいろんな種類の飴ちゃんがある…!!
どれも美味しそうだなぁ…
よし、持てるものはすべて持っていこう」
背中に背負っているリュックに飴を入れてからマーケットを出た。
そして、次に私が向かったのは空港。
「んん?あれって、飛行機だよね?」
?「まさか、お前もあの飛行機で島から出れるんじゃないか?って言おうとしないよな?」
「えっ…?」
?「お前が来る前にも同じ事を言ったやつがいたんだよ。
だから、お前も同じこと言うんじゃないかなーと思ってな」
「なるほど…
それで、あの飛行機に乗ってこの島から出ることは無理なの?」
?「あー、そりゃ無理だな。
故障だったら、まだなんとかなるんだけどよォ…
ありゃー、ハリボテだからな…」
この人機械に詳しそうだからそれ関係の超高校級なのかしら…
「エンジンが丸ごと抜き取られてるって訳か…
それだったら無理ね…」
?「お!お前はハリボテ分かるのか!
さっきのやつは分かってなかったんだよなー」
「まぁ、本で読んだことはあるから…」
?「おっと、そう言や…
自己紹介がまだだったな?
オレは左右田和一っつーんだ。
超高校級のメカニックって事でヨロシクな。」
ソウダ カズイチ
超高校級のメカニック
服装からしてもそんな感じかなぁとは思ってたけどまさか当たるなんて思わなかった…
「私は柊A。よろしく」
左右田「おう!」
左右田君と話し終わったので、少し離れた距離にいる男子に話しかけようとして近寄ったがそいつが止まれというので止まった。
?「命が惜しいならそれ以上は近寄るな」
「…」
うわぁ…コレ完全にあっち系の人じゃん…中二病やん…思わず罪木さんの時みたく冷たい目で見ていた私。
?「フッ、下がらぬか。
良かろう…その勇気だけは認めるとしよう。」
もうどうしよう…完全この人とは関わりたくない…澪田さん以上に関わりたくない!!
?「ククク、俺様の呼び名を聞きたいか?
ほとんど無謀とも言えるその勇気…
だが…嫌いではない。
その勇気を讃えて我が名を聞かせよう!
貴様の人生の中でも忘れられぬ名前になるはずだ!
俺様は田中眼蛇夢…覚えておくがいい。
いずれ、世界のすべてを支配する男の名だ。」
タナカ ガンダム
超高校級の飼育委員
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作者名:雪猫 | 作成日時:2017年8月26日 5時