5話 ページ7
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罪木「えっとですね…その…
えと…えとえとえとえと…
うゆぅ…緊張しすぎて…
頭が真っ白になっちゃいましたぁ…
せ、せっかく…自己紹介の後の話題を5000パターンくらい用意しておいたのにぃ！」
嘘じゃなければそれはそれで凄いな…
「じゃあ、私から聞きたいことあるんだけど、ここのマーケットに飴ちゃんないかな？
棒付き飴とか紐の飴とかいろんな飴置いてあるか知らない？」
罪木「そ、それなら、さっき見ましたよぉ…」
「ほ、ほんと！？どこどこ？」
罪木「柊さん…もしかして、飴好きなんですかぁ？」
「そりゃあ！もちろん！好きなんてもんじゃないよ！大好きだよ！」
罪木「えへっ、えへへへへへ…！
あっ！ご、ごめんなさぁい！
いきなり笑ったりして！
だ、だってぇ…仕方ないじゃないですかぁ。
久しぶりに友達ができたのが嬉しくて…
それに、柊さん、さっきと違って何か本当の柊さんって感じがして可愛かったんですよぉ…
あっ、まだ友達って認めてもらえてなかった！
図々しい事言って…ごめんなさぁい！
なんでもしますからぁ…
だから…嫌わないでくださいよぉ…！」
「…」
さ、最悪…つい飴がある事が嬉しくてあんな事言ってしまった…
罪木「ごめんなさぁい…ごめんなさぁい！」
「…んん。別に嫌ったりしないよ。
それで…えっと、飴どこにあるかな？」
罪木「ありがとうございますぅ！
えっとですね、飴はあちらの右側にありましたよ。」
「罪木さんありがとう！」
私はそう言うと飴がある方に向かったが、もう1人このマーケット内にいる事が分かったので先にそっちに話しかけた。
？「ちらっ、ちらっ…
こんにちらっー！どなたかなー！？」
こんにちらっー！って…ちゃんとこんにちはって言えばいいのに…
そして、無駄にテンション高い…！
「…私は柊A。貴方は？」
？「もしもーし、なんかテンション低いっすねー！だいじょうぶかなー？
あっ、とりあえず自己紹介だよね！そうだよね！
澪田唯吹の澪に、澪田唯吹の田に、澪田唯吹の維に、澪田唯吹の吹で…澪田唯吹でーす！」
ミオダ イブキ
超高校級の軽音楽部
普通に言えばいいのに…
ここの人達可笑しい人しかいないんじゃないの…？
「え、あ、そうですか…」
澪田「あれあれあれー？蜜柑ちゃんの時より反応冷たくないっすか？」
「…そんな事ないんじゃないかな？
じゃあ、私は見たいところあるから行くね。じゃ！」
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作者名：雪猫 | 作成日時：2017年8月26日 5時
