20話 ページ22
.
ウサミ「ピンポーン!らーぶ、らーぶ!」
男子がうるさそー…
左右田「うおおお…って事は!」
「…(引」
ウサミ「はいっ、ミナサンの水着を用意させて頂きまちた。とりあえずスクール水着だけど勘弁ね。」
日向「お、泳げって言うのか…?こんな状況で…?」
警戒しすぎなの分かりやすいよ…創。
ウサミ「そんな上から目線の命令と違まちゅよ。ただ、泳ぎたい人がいたらどうぞと思って…」
日向「お、泳げるわけないだろ!」
「…ビビりだなぁ…あ。」
言葉が出ていたことに気づいて慌てて口を閉じた。
急いで辺りを見渡して確認した。
よかったぁ…幸い小さい声だったから誰にも気づかれなかったみたい。
・
・
・
弐大「ぬぅおおおおっし!さっそく着替えるとするかのぉ!」
「?」
歓声が聞こえた方を向くと、数名ウサミからスイミングバックを受け取り、着替えるためなのかホテル側へ走っていた。
どうやら、私が話しを聞いていない間に話は終わってたようで。
大方、大事な話はしてないよね?
なら、どーでもいいかな〜。
狛枝「〜〜〜?」
日向「…」
そこで、創に狛枝君が話してるので会話盗み聞き手しみようかな。
狛枝「ボクにはキミの気持ちもなんとなくわかるから、無理にとは言わないけどさ…
…でも、気が向いたら、日向クンも来てくれると嬉しいな。」
狛枝君はそれだけ言い残して、小走りでホテルへ行ってしまった。
それから創はここにいる人達に話しかけていた。
…そういえば、電子手帳に創は才能が??になってたけど、創自身も分からないのか…?
日向「なぁ、柊は泳がないのか?」
「えっ?」
日向「え?」
どうやら、他の人と話を終えた創は私のところにも来たようで。
「ごめん。話聞いてなかった。」
日向「はぁ…柊は泳がないのか?」
は?なんで、ため息つかれなきゃいけないのかしら?
「私?んー、そーだな、泳いでもいいんだけど…」
私がそこで言いかけた時、ウサミが言葉を発した。
ウサミ「あっ!そうこうしている内に、ミナサンが帰ってきまちたよ!」
歓声を上げながら海へと飛び込んでいく、水着姿の集団が見えた。
左右田「いやっほおーーーーーうっ!!」
罪木「わーい、わーい!海ですよぉ!」
ソニア「うふっ、水がぬるくて心地良いですわね。」
澪田「うはっ、しょっぺーっす!
この海は手加減抜きにしょっぺーっす!」
.
80人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雪猫 | 作成日時:2017年8月26日 5時