18話 ページ20
.
弐大「気合いじゃああああああ！！」
まじか…めんどくさいなぁ…
小泉「だから無理だって！」
日向「だ、だったら…木を切ってイカダでも作って…」
創の言葉を被ってウサミが出てきた。
ウサミ「それはダメでちゅ！断固としてダメでちゅよ！
ほら、修学旅行のしおりを思い出してくだちゃいよー！」
「『ポイ捨てや自然破壊はいけませんよ。この島の豊かな自然と共存共栄しましょう。』だっけ？」
ウサミ「そうでちゅ！大正解でちゅよ！柊さん！
ね？ミナサンにはこの美しい南の島と共存しつつ、平和に仲良く暮らしていって欲しいんでちゅ。」
日向「な、何がルール違反だ…そんなの関係あるか…！」
十神「…やめておけ。そのウサギはルールとやらには、やたらとこだわっているようだ。
万が一、お前の行動がきっかけで、全員に危険が及んだらどうするつもりだ？」
ウサミ「さ、さすがに"危険"は言い過ぎでちゅ！あちしはそんな事はしないでちゅ！」
狛枝「日向クン…気持ちはわかるけどさ、いったん落ち着こうよ、ね。」
罪木「と、とりあえず、おかしな行動を取らない限りは、危険はないみたいですし…」
七海「それに"希望のカケラ"さえ育てれば、すぐにこの島から出られるようになるんだよ？」
日向「し、信じるのか…そんな話を…？」
十神「信じるしかないという話だ…少なくとも今はな。」
日向「…」
澪田「ねー、ところでウサミちゃーん！
さっき放送で言ってた"プレゼント"ってなんすか？」
ウサミ「あっ、そうだった！いやっ！もちろん忘れてないでちゅけど…」
…絶対忘れてたな。
ウサミ「らーぶ！らーぶ！これでちゅよー！
慌てないでねー！ちゃんと全員分用意してるから大丈夫でちゅよー！」
狛枝「…何それ？」
ストラップ…？
ウサミ「ぷすー、くふくすっ！ウサミストラップでーちゅ！
あのね、お腹を押すと喋るんでちゅ。」
ウサミはそう説明して、ウサミストラップのお腹を押した。
『あちしはウサミ…魔法少女ミラクル★ウサミ。ちょっぴりスイートなミルキーッ娘でちゅ！』
ウサミ「カワイイでしょ！らーぶ、らーぶでちょ！」
可愛いけど、みんな絶対いらないとか言いそう…
十神「…くだらんな。」
澪田「あーあ、期待して損した…」
花村「むしろ、期待した自分を恥じちゃうよ！」
ほら、ね？
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 79人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雪猫 | 作成日時：2017年8月26日 5時
