17話 ページ19
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十神「だとしても、少し気に掛かる事がある。 確か、俺の聞いた話では、ジャバウォック島はすでに……………
…いや、やめておこう。」
やっぱり、クソ御曹司も気付くよね。
弐大「待ったれや。随分と中途半端な話の切り方じゃねーか。」
十神「わめくな…もう少し調べて確信を得たら、この俺から話してやるさ。」
終里「つーか、別に島の名前なんてどうでもいーけどな。ニコニコ島だろうとパプア島だろうとさ…
どっちにしろ…しばらく、この島で暮らさなきゃなんねーのは一緒なんだろ？」
澪田「南国での共同生活とかエキサイティングー！チョー楽しみー！」
左右田「だな！ここにはメンドクセー学校とかもねーしな！」
「一応、その学校の修学旅行なんだけどね。」
左右田「細けーことは気にすんな！」
日向「…お、おい？みんな？」
創はまだ警戒してるのね…
まぁ、私も警戒してないって訳では無いけどね。
西園寺「うーん、わたしもこの島は気に入ったよー！…参加メンバー以外はだけどね。」
花村「あれ？空耳が聞こえたなぁ！」
小泉「不安は不安だけど…まぁ、最初ほど絶望的じゃないって言うか…うん、危険も不自由もなさそうだし、なんとかとかやってけそうかも！」
絶対に安全って事はないと思うんだけどな…
日向「おい、何言ってんだよ…冷静になって考えてみろって…！
俺達は希望ヶ峰学園に入学する為に集まったんだろ？それなのに、こんな島で暮らすなんて…
どう考えたって、おかしいじゃないか！」
田中「…少し黙れ。頭を冷やすべきは貴様の方だ。」
日向「…えっ？」
花村「そ、そもそも逃げるにしたって、その方法がない訳だしさ…」
左右田「船はねーし…飛行機もハリボテだからな…」
辺古山「私が調べたところでは、外部との連絡手段も存在していないようだった…
結論から言えば…救助を呼ぶのも困難という事だ。」
まぁ、そうだよねぇ…そんな簡単に行くことはないでしょ。
終里「んじゃ、泳いで帰りゃいいんじゃねーの？」
それ、終里さんだからこそできる事だよね…？
その他の人は無理なんじゃない？
罪木「そんなに泳げる訳ないじゃないですかぁ…！」
「私も罪木さんに同意かな。流石に泳ぐってことは終里さんぐらいしか出来ない気がする…(はむっ。あ、美味しい。」
私はそんな事を言いながらお気に入りのぶどう味の棒付き飴を口に入れた。
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作者名：雪猫 | 作成日時：2017年8月26日 5時
