14話 ページ16
・
柊「…私はただ、本が好きなだけ。だから、超高校級だなんて思われたくない。
それに、初対面でも紹介出来るっていうけど、相手の性格を少しでも知れば大体こんな感じかなって紹介は出来るよ。
はっきり言ってこんなの、誰でも出来る。
私はただ、他の人より出来ただけなの。
…本読みたいからどっか行ってくれる?」
私の才能は超高校級じゃない。
ただ、他の人より少し出来がいいだけの一般人だ。
そんなやつが超高校級だとか言って胸を張ったら駄目なんだ。
そしたらまた…独りぼっちになってしまう。
ほんとはこんな性格ではないけども、それを隠して過ごさないと私は独りになる。
強気でいないとダメなんだ。
寂しくても、辛くても、自分を偽ろ。
相手に自分にも何も見えないように全部隠して、偽ろ。
人も信じない。信じたらダメだ。
信じたらまた独りになるから。
そうやって私は私に嘘を付いていくんだ。
狛枝「…」
『キーン、コーン…カーン、コーン』
空気を読んでくれたのか、ちょうど、そこでタイミングよくチャイムがなった。
日向「今のって…学校のチャイムみたいな…?」
「あそこのモニター見なよ。」
モニターにはウサミが映っていた。
ウサミ『ミナサン、おめでとうございまーちゅ!!
どうやら、最初の"希望のカケラ"を、全員分集め終わったみたいでちゅ!
うるうるうる…あちし嬉しいなぁ…
というわけで、そんなミナサンをさらにハッピーにするプレゼントを用意しまちた!
お手数でちゅけど、最初の砂浜に集まってくだちゃい。
ぷすー、くすくす!
輝かしい希望はミナサンと共にね!』
狛枝「砂浜に集まれ…だってさ…」
日向「だ、大丈夫か…?
なんか嫌な予感しかしないぞ。」
狛枝「でも、ここで色々考えても仕方ないからとりあえず砂浜に行ってから考えようか。」
日向「その程度の警戒で…いいのか?」
「何か私達に危害を加えるならもっと早く実行してると思うけど?」
日向「確かにそうなんだろうけど…」
…ほんと。こーゆうところ昔から変わってないね…
「じゃあ、私は先に行くから」
それから、まだ覚えきれていない道をマップで確認しながら砂浜まで移動した。
・
久しぶりの更新…!!
知らない間に何人かまたお気に入り登録してくれる人が増えててうれしい限りです!
ありがとうございます。
夢主のキャラぶれぶれですね…(;゚∇゚)
80人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雪猫 | 作成日時:2017年8月26日 5時