13話 ページ15
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?「ちょっといいか?」
本を読み始めて30分たった頃だろうか。
本に熱中していた私はすぐ近くにいる男子2人に気づいていなかったみたいだ。
声を掛けられた私は本に栞を挟んで、本を閉じて顔を上げた。
「何?…!?」
私はアンテナ頭の彼を見た瞬間、アホずらみたいな顔をしてしまった。
だって、その彼は私を救ってくれたヒーローであり、幼馴染であり、初恋の人だったから。
そんな彼は私のアホずらに???マークをうかべながら話してきた。
?「えっと、まだ話したことなかっただろ?
だから、自己紹介って事で話しかけたんだけど…」
この様子だと、彼は私の事を忘れているようで。
まぁ、しょうがない事だろう。
彼と最後にあったのは6年も前のことなんだから。
忘れられた辛さを隠すように、偽るようにして自己紹介を始めた。
「ああ。そうゆうこと。OK。わかった。
私は柊A。よろしく」
?「俺は日向創だ。よろしく」
君の名前は知ってるよなんて言葉は出したくても喉で突っかかって出てこなかった。
?「僕は狛枝凪斗。よろしくね」
狛枝君…確か、超高校級の幸運だったよね?
幸運つってもほんとにいいことあるのかしら…?
狛枝「日向君。柊さんはね、超高校級の図書委員なんだ。柊さんは初対面の人でも、人に合った本を紹介出来るっていう凄い人なんだよ!」
そんなことない。凄い人なんかじゃない。
日向「初対面で!?それは凄いな…」
柊「私の才能は才能って言わないよ。
だから、私の事は超高校級なんて思わないでくれる」
そう、私のは才能なんて言わない。
狛枝「柊さんは、何故自分の事を超高校級なんて思わないでって言うのかな?
初対面の人でも人に合った本を紹介出来るって有名じゃないか!
君の才能は十分素晴らしいよ。」
そんなの誰でも出来ることだよ。
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中途半端ですが次行きます。
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作者名:雪猫 | 作成日時:2017年8月26日 5時