【3年A組】−正義２−

3月2日｜ ページ41

柊「A寝ぼけてる?」

A『...そうかもしれない』

柊「素直すぎて

なんか調子狂う」


おい


A『まるで私が

普段からひねくれてるみたいじゃないか』


柊「いや、それよりは可愛げがあるから

Aはツンデレだよ

甘え方がわからなくて自分ですぐ抱え込む

手のかかる可愛い生徒だよ」


A『生徒...』



少し胸につっかえるものがあった



柊「...じゃあもう寝ようか

まだ時間もある、あと一眠りくらいできるよ」


A『そうだな...

先生の抱き枕としての
指名を果たさせてもらおう』


柊「あそう、じゃあ遠慮なく」



さっきより体が密着する

足と足が絡まる

先生の胸板に頭が当たる



柊「うん、落ち着いて眠れそう」


A『私はそれどころじゃないんだが』


柊「ペナルティなんだから贅沢言わないで」


A『...おやすみなさい』


柊「はい、おやすみ」



先生の服をキュッと握る

離れないように離さないように













消えないように

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